一七一話 四夫人、揃い踏みなり
「ようこそ、おいでくださいました」
「あ、はい。
続いて、
剛毛、ではないが栄養豊富でつやつやと輝く髪を纏めあげて
ともすればこのひとが
そして、最後にやってきたのは長く深い
ここ、
その胸元には大振りな
使われている宝石はこちらも名にもじったか赤い宝石だ。
その分、胸の
あとから来た妃たちは口数少なく、というかもしょもしょお礼を言って凛鈴妃に
凛鈴妃の髪も綺麗だが紅楓妃はさらに
それこそ失礼、というものだ。
そう思ったので私も
息を呑む音が四つ。……あの、もしもし雪梅妃? あなた昼間に見ているでしょ?
なぜ、はじめて見たような反応をなさるの。とか思っていると意外なところから答が飛んできてついでに
「普段から鏡を見んからそうなるんぢゃ」
「なん、なにが? は?」
「ぬしの瞳はのう、静や。夜になると
これぞ正しくぐうの
月を睨んでから受け取った
確認して私はため息をついてしまったが、気を取り直しついでに鏡を置いておく。
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