一五二話 翌朝は久しぶりの自由休みの日
そうして、翌朝。起こしに来た
まあ、今日は
……恨みつらみはわからんでもないが、そこまで根に持たなくてもいいのになあ。というのも私の主観になっちまうので言わないでおくが。月は私の髪に
って、私は
せっかくの一日自由休みの日。で、あれどやることは山盛りあるので大変だけど。特段苦にならないのは私が、私の感覚がおかしいのだろうか。それとも、なんだろうか?
うーん、まあいっか。なんにせよもう予定組んじゃったし、そうとなればやるっきゃないの一択だもの。冷めた布巾を芽衣に返してちゃっと着替え、髪を
すぐさま芽衣に声がかかり、
あとはちょこっとずつはじめていることだが、
アレだ。教養のひとつにあった方がいい。と
どこに
男性は男性で
そう、決まっている。生まれながらに男だ女だ、というたかが性別という
台所での食事は支度。掃除の徹底。洗濯でいつでも夫の身なりを整える。家の外にでても
男性の戦場はひとつだが、
どちらかが
ふたつの例えだが、意味はどちらも離れがたいくらい深く繫がっているよ、という意味なんだって。……私と殿下はそうした仲になれるだろうか? 無理、かもしれない。
だって、殿下は私だけの夫ではない。いかに、どんなに離れがたくとも手を放さねばならない瞬間瞬間が必ずある。ここは、
その当たり前が胸を締めつけるのは、気のせい。私は殿下が好きだ。大好きだ。だからこそ殿下に幸せになってもらう為、後宮でお力添えする存在となる。
殿下を、ひとり占めしたい。そんなのは浅ましい
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