一二九話 こんな女がこの世に在るなんて……
で、見張らせていた
いざとなったら
女なら、顔は大事だろう。あの
彼女は少しだけ
思わず、目を見張ってしまう。
まさか、あのバカ、こんな美しい
と、僕が心の中、珍しくというか生まれてはじめて感動しているとその女はなにか誤解した様子で
僕は心中の動揺を隠そうと興味を必死で押さえつけて美姫以上の美姫に
舌を這わせてみる。彼女は面白いほど動揺して抗議しようとしたので僕は先に言い訳をした。美味しそうだった。衝動にそれ以上の理由なんて要らない。探したところで。
それらしい
乙女なの? という問いに
だが、いいところで水姴将軍の枷が外れる軽い音がして彼女の手のひらに集まった水かな、これ? そいつに、その水圧で突き飛ばされてしまったが、逃げようとした彼女には絶望してもらおう。
さてさて、危険を
もしかして、その猫ガキの
なにそれ。どういうことそれ。その心はいったいどういう
同情でも、憐れみでもいい。いや、でも。せっかくならその綺麗な心丸ごと全部欲しい欲しくなった僕は禁忌に手をだした。人間への
普通の
でも、もう逃がさない。水姴、だなんてものものしい響きは美しい彼女に
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