一〇一話 過去の偉大な将の意見を私が
……えーっと、
普通、
話の感じからしても意表を
まさか、だが進軍途中の
それなんて
「見え見えすぎて判断に迷いますな」
「そうだな」
だね。そうだよね。なんというかまあ、
ただひとつだけ確実に言えることがある。
「よろしいでしょうか?」
「
「敵方は
木性。その
一周まわって素直。それなら木性の
その手記、皇后陛下の授業後に借りて読ませていただいたものによると、こうだ。
バカ、とひとつにくくられることが多いが
ひとをひとと思わぬ誰がしかが率いる
動いて
それが木性の恐ろしさ。もしも、今回の作戦
これで警戒しないならその時点で相手方
木性の血が濃い者との戦とは
このふたつが揃っていたら言うことはないがそううまくことは運ばないであろうという想定で私は梓萌陛下の父、壬葉将軍の記録した木性気質者との戦についてを語った。
いかに私たちが式たちの数を減らしても
結局は取ったもの勝ちの戦となる。乱闘乱戦よりなお
「ふふふ」
突然、月が笑いだした。おかしそうに笑い声を忍ばせもしない
「覗きが好きよのう」
「出方が気になって仕方ねえんだろ」
「ぢゃがのう、こうもちょこちょこでてきては気色悪いぢゃろうが。違うんかえ?」
「ま、言いたいことはわかる。キモい」
それ以外で、だったらちょーっと別の意味で気持ちが悪い。マジで覗き趣味じゃねえだろうな?
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