ブラックラックよ、こんにちは

 青年に掛けられた幸運の祝福! 彼は落丁本を出版社へ何遍か送りますが、ついに返ってきたのは幸運の手紙でした。それから彼の人生を恐ろしいほどに変化していきます。
 仮に、幸せの総量がゼロサムだとします。そのとき祝いと呪いの境界は溶けあい、区別など果たしてできるでしょうか。