困窮ゆえに他家へ働きに出ていた主人公の令嬢が、偶然出会った王族の護衛を買って出る異世界ファンタジー作品です。

主人公は戦いの才能がありすぎた伯爵令嬢。

とある家へメイドとして働きに出ていた彼女は、偶然王子暗殺未遂の現場に居合わせてしまい、流れのままに襲撃者を撃退してしまいました。

望まずして乗り込んでしまった船ですが、今更見捨てることもできません。

そのまま主人公は暗殺未遂の大元を断つべく、王子と共にとあるパーティーに潜入します。

主人公は悪の企みを止めることができるのか。

ぜひ読んでみてください。

城のような家に住んでいれば、こういうメイドを聯隊規模で詰めさせたいと思うだろうし、外向きに行儀の抑えの効くのが二三人いると頼もしい。
少々騒がしくても、まぁ頼もしい。

大変よろしいと思いますよ。

ただのメイドかと思いきや、攻撃以外にも色々な魔術を使える魔術師でした。
そのお陰で、話がスムーズに進み、バトルの描写もそつがないので読後感はスッキリしています。

　メイドちゃんが、突然の訪問者を温かく受け入れてくれた、と思ったとたん、いきなりの襲撃に。
　ところがメイドちゃんの反撃がすごい。
　アクション顔負けの魔法が次々と繰り出され、読み手もハラハラワクワクしました。

　勢いのある文章力と思わぬ展開に目が離せません。