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 あの事故があったのは、中学一年最後の期末試験を終えたばかりの頃だった。

 私の心身の健康が損なわれはしないかと、母はひどく気にしている様子だった。精神科を受診することは普通のことで、恥ずかしいことでもなんでもないのだと、母は口酸っぱく私を諭した。「バランス」や「メンタル」といったワードが出るたびに、文脈を無視してお決まりの講話に結び付けるものだから、さすがの私も辟易とした。耳に本当にタコができるかと思うほどだった。

 思春期だからといって、おしなべて多感なわけではない。当の私は多感どころか鈍感な部類に属していたと思う。もちろん父のことは心配していた。両親の関係には気を揉んでいた。誰しもが望まない事態が起きてしまったことが悲しかった。でもだからといって、父が引き起こしてしまった悲劇を自分事として引き受けて、もがき苦しむようなことはなかった。いじめもなかった。というより、父が事故に直接関わった警察官であるということを、友人知人の大半は知らなかった。自宅周辺をうろつく柄の悪そうな記者に絡まれたこともあったが、「私には関係ないので」と無視をした。

 自分が騒動の当事者だとは思わなかった。

 だから、藤池光彦の遺族を襲う誹謗中傷は、私の瞳に下劣に映った。

 とりわけ、藤池光彦の妹――凛香については。

 あれは、二年に進級して初めての中間試験を乗り切った直後、五月の下旬のことだったと思う。父は職場に復帰し、家に帰らない日が以前にもまして増えていた。事件の報道はすっかり下火になり、どこぞの芸能人ビッグカップルの誕生にメディアはうつつを抜かしていた。

 陸上部の練習がない火曜日だった。さっさと帰ろうと、昇降口で靴を履いていた。靴箱を挟んで向こう側では、どんな話題についても馬鹿みたいに笑う三年の小集団がたむろしていた。

「ほらいたじゃん、藤池ってやつ。あのほら、事故起こした」

 指の動きが止まった。

「あー、いたいた」

 向こうが私に気付くはずもないのに、息を殺さずにはいらなれなかった。

「私の友達がそいつの妹が通ってる学校にいてさ、何か、すごいらしいよ?」

「何が?」

 無駄に声を潜めて、

「いじめ」

「うわ」「ヤバそう」

 相槌代わりのリアクションが砂利だらけの昇降口に響く。

「え、どこ中?」

「仙川中央ってとこ」

「どこそれ? 田舎?」

「いや、調布のあたり」

「じゃあ田舎じゃん」

「ヤバすぎ」

 ひと笑いがある。靴箱を開閉する音が立ったかと思うと、真面目そうななりの生徒が、靴の踵を踏んづけたまま外へと飛び出していく。

「放課後に、部活みたいにやってるんだって。いじめてる連中が、毎日新しいネタを持って行って、それを試すみたいな」

「うーわ、えげつな」

「なんかしかも、外からも見えるんだって」

「え、じゃあ今日見に行ってみる?」

「野球の試合じゃねえんだよ」

 また笑声が湧き立つ。それっきりで、話は別の方向に進んでいった。

 仙川駅までは四十分もかからなかった。気持ちよく、風の強い日で、わたあめをちぎったみたいな形の雲が薄青い空を駆けていた。駅前の色褪せた案内板で道を確かめたこともあって迷わずにすんだ。全国の中学校の平均をとったみたいな凡庸な校舎は、私のと少しだけ模様の違う制服の学生を正門からせっせと排出していた。

 学校の外壁に沿って、右回りに歩いた。敷地はほぼほぼ長方形だった。初めのうちは黒い柵だったのが、頂点のところで緑の金網に変わった。グラウンドには人影がなく、もしかしたら今が試験期間中なのかもしれないと思った。

 そのうちに忍び笑いが聞こえ始めた。

 校庭の隅に樹木が五本ほど密集している場所があって、その木々が落とす影を隠れ蓑にするようにして、それと同数の女子生徒が寄り集まっていた。

 その輪の中心に、凛香はいた。

 凛香の目の前には新品と思しきバケツがあって、水音とクスクスという笑い声のセットが定期的に聞こえた。何をしているのかすぐには分からなかった。集団は数分キャアキャアと騒いでいたが、やがて飽きてきたのか、一人、また一人と去って行った。最後に残ったボス格が「ちゃんと全部飲んでから帰ってね」と、気味の悪い猫撫で声で言うのが聞き取れた。ボス格は凛香に背を向け、フェンスを挟んで私のすぐ脇を通り過ぎて行った。

 その後姿を目で追った刹那、背後から何かを引きずるような音がはっきりと聞こえた。

 振り向けば、空色が凛香の顔を覆い隠していた。バケツの中の何かを、凛香は飲んでいるのだった。

 縁から口を話した凛香は、吐き気をこらえるように唇を鋭く嚙みしめた。

 身体が勝手に動いた。

 近づくと、汚らしい雑巾が絞られた後の円筒状のまま、凛香の後ろにいくつも転がっているのが見えた。

 バケツに、凛香はさも平然と手を伸ばす。

「待って」

 咄嗟に止めた。凛香の身体はビクンと跳ね上がるように動き、それからダンゴムシみたいに身を丸めた。

「何してるの」

 ようやく凛香は、私を見た。瞳は混じりけの無い黒だった。

「何させられてるの」

「関わらない方がいい」

 虚ろな声だった。

「ねえ、質問に答えて」

 私は粘った。

「何をさせられてるの?」

「見たまんま。これを飲み切るまで帰るなって言われてるの」

 灰色の汚水には油の輪が転々と浮いている。

「飲んだって言って、捨てちゃえばいいよ」

「そんなズルしたら、もっと酷いことされる」

「もう誰も見てなんかいないよ」

「でもいいの。仕方ないことだから」

 凛香は頑なだった。頑なに諦めていた。

「これくらいのことしなきゃ、釣り合わない」

 この時の私には、凛香の言わんとすることが全く理解できなった。

「私、悪い子だから」

「いじめだよ、どう見ても」

 風にそよぐ足元の雑草に調子を合わせるように、凛香は首を振った。

「違うよ」

「何が違うの」

「だって、やられた方がいじめだって感じたら、いじめなんでしょ」

 凛香は遠くを見ている。

「だったら私は、いじめだって思ってないから、いじめじゃないんだよ」

 馬鹿な話だと思いながらも言葉に詰まった。

「ねえ、私が誰か分かる?」

 幼い私は、切り札に縋った。

「私は、あなたのお兄さんを追いかけた、警察官の娘」

 さすがの凛香も驚きを隠せないようだった。

「あなたのお兄さんを殺した、警察官の娘」

 敵意を煽ろうと睨みつけた。

「何か言ってよ」

 せがむように言った。

「何か私に、言うことがあるんじゃないの?」

 あんたのせいでとか、殺してやるとか、そういう言葉を望んでいた。

 世界の中で私たちだけが、凛香より弱い立場に立てると思った。

 でも、甘かった。

「ごめんなさい」

 凛香は震えていた。

「大変なことに巻き込んでしまって、ごめんなさい」

 ごめんなさい、ごめんなさい。謝罪を呪文のように唱えながら、凛香は額を地面にこすりつけた。

 取り返しのつかないことをしてしまったような気がした。

 にわかに、凛香が異形の者のように見えた。

 恐ろしくなって、私は逃げた。

駅に、その先の家に向かって、がむしゃらに走った。振り返らなかった。何かに憑りつかれたみたいに謝る凛香の声が、頭の中で木霊していた。


   *


 父が行き着いた真相を前にした時、身体の軸がひしゃげたみたいだった。腹の奥から込み上げてくる震えは指先にまで届き、全身を病に似た熱で包み込んだ。

 私が凛香に否応なく引き寄せられていたのは、私なら彼女を救えるはずだという傲慢な自信があったからなのだと思う。それこそ、父と光彦の両親の間に取り結ばれたような奇妙な連帯を私たちも築くことができるかもしれないと、心のどこかで考えていたのかもしれない。

 だから凛香は私を拒んだ。彼女は当事者だった。所詮は傍観者でしかない私の浅はかな偽善が、高台から街を見下ろすみたいにはっきりと見えたはずだ。

 私には何も見えていなかった。凛香のことも、自分のことも。あの突き放すような諦念の裏にあったものを、理解不可能、理解不要とレッテルを貼って、自分の視界の外側に押しのけていたのだから。

 それでも私は、もう一度、凛香のもとへ向かう。

 父のことを、書き残された真相を疑うわけじゃない。

 でも、父に見えなかったこともあると思うのだ。

 母の怒りを、父は夢想だにしなかったに違いない。

 それと同じことが、凛香についても言えるのではないだろうか。

 父は真相を暴き出した。でも真実には辿り着いていないんじゃないか。


   *


 またあなたか、とでも言いたげな顔だった。

 金曜の夜ということもあってか、凛香は無気力で、疲れているように見えた。私を家に上げたのも、明らかに断る方が面倒だという消極的な理由からだった。

 凛香が身にまとうは、ずいぶんと着古された寝間着だった。衣が痛々しくも擦り切れていて、両手で少しばかり力を加えればちぎれてしまいそうだった。

「ごめんなさい、夕食時に」

「いえ、もう済ませたので」

 キッチンに目が行く。綺麗とか清潔とか以前に、使用感を欠いている。父の部屋のそれみたいだった。

「父のこと、謝りに来た」

 空っぽな凛香の瞳に、眼差しを注ぐ。

「父のメモを見ちゃったの」

 私は、頭を下げた。

「父が、思い出したくもないことを思い出させて、ごめんなさい」

 母が言い漏らした父の罪。凛香の秘密に、許しもなく強引に立ち入ったこと。

 床を見ている間、静かだった。

 面を上げると、凛香は虚ろな眼差しのまま、黙って私を見ていた。

 やがて、見えない力に押さえつけられるみたいにして、凛香は小さく頭を下ろした。

「ありがとうございます」

 文字を並べたら、たまたま意味を成したかのようだった。

「ねえ、少し聞いてもいい?」

 私は尋ねる。

「最後に会った時、あなたはどれくらい喋った?」

 凛香は何も言わなかった。

「父が一方的に喋ってたんじゃない?」

 ややあってから、凛香は小さく頷いた。

「だと思った」

 父は己の頭の中に全体像を構築していたのだろう。言わば凛香は、その答え合わせのために利用されたに過ぎない。

 だから、真相にまで至りながら、真実を摑み損ねたんじゃないか。

「お兄さんのことが憎くはなかった?」

 瞳の奥で、何かが微かに揺れるような気配があった。

「それが本当の動機だったんじゃない?」

 見開かれる凛香の目。ひび割れた唇に青が差し込む。

 当たりだ。

 慎重に、言葉を選ぶ。声の震えを堪えながら。

「言いたくないなら、何も話さなくていい」

 初めてまともに視線が合った。

「でも私は、父の話じゃなくて、あなたの話を聴きたいと思ってる」

 父が組み上げたのは、兄が力ない妹を守る物語だ。

 良く出来たストーリーに納得しかけた。当然だ。恐らくはそれもまた、真実の一面としての真相なのだろうから。

 でも、どうしても腑に落ちなかった。

「他の誰かが話したことじゃなくて、あなたが話す、あなたの話を聴きたいと思ってる」

 事件の後、凛香は激しい苛めを受けていた。それはこの目でも見たことだ。

 けれど、あの濁り切った水を飲み下そうとする凛香の姿に、私は何か別のものを感じていた。

 それは、自分を罰さなければならないというという強烈な意志だった。

 自分こそが悪人だと告白しているように、私には見えた。

「それがどんな話でも、私は、あなたが悪い子だったなんて思わない」

 もう先に、言ってしまってもいい。

「誰もあなたを責める資格なんてない」

 凛香を救おうなんておこがましいことを、もう私は考えない。

「でも、もしも話したかったらさ」

 でも、耳を傾けることならできる。

「よかったら聴かせてくれない?」

 あなたの、本当の話を。


   *


 長い長い、静寂があった。

 話すのでも、話さないのでもいいと思った。私はただ、彼女の傍で、彼女を待った。

やがて、身体の震えを振り払おうとするかのように、深く長い息が吐き出された。

「ずっと、嬉しいはずだった」

 凛香は話すことを選んだ。

「お兄ちゃんのこと、大好きだったし、立ち直って欲しかったから、私が足を引っ張っちゃいけないって思って、ずっといじめられてたけど、そのことは、ずっと、黙ってた」

 声はまだ震えていた。

「でも、段々、気持ちが、純粋のままじゃいられなくなった」

 十二年、いや、もっと長い間、凛香の心の奥底にしまわれていた、青黒い感情。

 それが今、言葉という船に手を伸ばして、外を目指している。

「お兄ちゃんは、何にも知らずに、いつも、楽しそうに笑ってる」

 更正を果たしたという達成感が、笑顔になって零れている。

「私がこんなに大変なのはお兄ちゃんのせいなのに」

 凛香は私の瞳を覗き込むようにして見つめた。怒りに見開かれた目は歪んでいた。この期に及んでも自分を責めているのだと分かった。こんなこと言うべきじゃない、こんな感情を抱くべきじゃない。

 胸が詰まった。

 父と光彦は、どうしようもなく似ている。

 父があの事故と向き合うあまり、母と私に、向き合おうとしなかったように、光彦もまた己の罪に向き合うあまりに、本当の意味で凛香に向き合うことができなかった。

「お父さんもお母さんも、ずっと、兄のことばっかり。私は眼中にないの。今でもそう。だって私は、世話がかからなくて我慢強い、良い子だから。そう、思われてるから」

 失敗作のアンドロイドのような、ぎこちない嘲笑。

「お兄ちゃんが捕まった日に、お母さんが言ったこと、ずっとよく覚えてる。女の子を汚すなんてありえない。そう言ったの」

 でも汚すって何? レイプを受けた女の子は汚れてるの?

「だから私、自分のこと言えなかった」

 実の親に、そういう目で見られたくない。

「中一の年明けに、兄のアパートに泊まりに行った時」

 事件が起きる、約二カ月前。

「お兄ちゃん、私のためにって、マルーンの、第三シーズンのDVDを用意してた。親から私がまだ見てないって聞いたらしくって、一緒に見ようって。でもね、もう私、見たくなかった。だって、あれ見たら、八百万のことを思い出すから」

 あの人、マルーンの話をだしに、私に近づいてきたから。

「だから私、断った。そしたらお兄ちゃん、まあもう子どもっぽいからなって言った後に、でも逆に、もっと大人になったらまた面白味が分かる、そういう意味じゃ凛香はまだ子どもだなって言われて」

 凛香の中で何かが破裂した。

「何も知らないのに、何も知らないくせに、犯罪者のくせに何を偉そうにってそう思ったらもう、気持ちの、制御がきかなかった」

 凛香は光彦に全てを話した。

 八百万を襲ってくれと頼んだ。

 光彦は頷いた。

「捕まれば信頼も居場所も何もかも失う。お父さんもお母さんも痛い目を見る」

 たとえ逮捕されたとしても、光彦は金銭目的と供述するに決まっている。凛香の名を出すことはありえない。他方で、光彦の真の目的は凛香の写真を奪い取ることにあったと、八百万が自供することもありえない。自らの悪事を進んで打ち明けるはずがない。

「それくらいの報いは受けるべきだって思った」

 それは巧妙な復讐の計画だった。ほぼ完璧と言ってよかった。

「兄は、二カ月だけ、時間をくれって言った」

 光彦が完全犯罪を目指したこと以外は。

「一月の末にメールで八百万に呼び出された。だから私、お願いだから今すぐやってくれって、すぐに兄に頼んだ」

 光彦は、断った。

「今回だけは我慢してくれって言われた」

 自分が築き上げてきた地位を守るために。その間の凛香の犠牲と引換えに。

「兄が全然捕まりそうになかったらどうしようって、だから、ずっと考えてた。タレコミの電話とか、匿名の告発文とか」

 だが事は、凛香の予想もしない最悪へと突き進んだ。

 光彦は私の父に追われ、四人の家族を道連れに命を落とした。

 残された両親と凛香は、悪意の渦に巻き込まれた。

「それで気付いたの」

 凛香は笑っている。

「ああ、最初から悪いのは私だったんだって」

 自分が兄にあんなことを頼まなければ。自分が兄に憎しみなんて覚えなければ。

 だから凛香は、身に降りかかる暴力を甘んじて受け止めた。悪意の汚水を、飲みこもうとした。

「私は、そうは思わない」

 強く言った。

「あなたは悪くない」

 あなただけが悪いんじゃないと言うのでは、足りないと思った。

「あなたがどう思おうと、私はそう思う」

 これ以上凛香に、自分のことを笑って欲しくなかった。

 凛香はまだ笑みを口元に残している。言葉がそう簡単に届くはずがない。

「このこと、警察に相談するつもりはない?」

 私は尋ねた。

「警察はお兄さんの事件を本格的に調べ直すかもしれない。そうしたら、あなたのところまで辿り着くかもわからない」

「そうなってから考える」

 遥か彼方のどこかに焦点を合わせるように、凛香は目を細めた。

「お父さんとお母さんに、絶対に、知られたくない」

 そして、俯きながら小さな声で、

「あれでも、大事な、家族だから。二人の前ではずっと、良い子のままでいたい」

 拳をきつく握りしめる。

 真実が公にされれば、それこそ母が言ったように、凛香は巨大な渦の中に巻き込まれることになるだろう。好奇の視線と心ない中傷は、凛香の生活を滅茶苦茶にし、凛香という人間をも壊してしまうかもしれない。

 その意思を踏みにじるわけにはいかない。

「私はいつでも話を聴くし、支えになる」

 だから今は、こうとしか言えない。

「私が嫌だったら、他にも、色んなサポートがあるから」

 身元を明かさずに、抱える苦しみを相談することだってできる。電話でも、メールでもなんだっていい。

「すごいよ、あなたは」

 本心が口から滑り出る。凛香の顔に、わずかな驚きが混じる。

「私だったら、きっと、一秒も立ってられない」

 凛香は強い。私より、よっぽど。

「でも、あなたはもう、一人で立たなくていい」

 私の言葉を受け流そうと、凛香はまた俯く。薄い笑みを浮かべながら。

 凛香は遠い。遠くて当たり前だ。

 でも、誰もいないよりはいいんじゃないだろうか。

 傲慢かもしれない。それでも、私はそう信じることにしたのだ。

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