ガトーフレーズ

第1話

客「ガトーフレーズ１つ」

店員「ガトーフレーズがお1つですね。かしこまりました」

客「ねぇ君。ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな？」

店員「なんでしょう？」

客「このガトーフレーズってどう見てもいちごショートだよね？　なんでこんな名前なの？」

店員「それは……店長の飼っていた猫がいちごちゃんって名前だったらしいんですけど、その猫が亡くなってから店長がいちごって名前を聞くたびに落ち込んで仕事にならないからそういう名前になったそうなんです」

客「へー、そんな深い理由があったのかぁ」

店員「店長。あの……聞きたいことがあるんですけどいいですか？」

店長「何の質問か当ててあげようか。一護ショートをなんでガトーフレーズって名前にしてるか話だろ？」

店員「そうです！　今日、お客さんに聞かれて適当に答えちゃったんですけど、店長はどうしてガトーフレーズって名前にしたんですか？」

店長「君はどうしてだと思う？」

店員「いちごのイントネーションをバカにされたからですか？」

店長「なんでわかったの？」

店員「さっき喋った時、いちごのイントネーションがブリーチの黒崎一護と同じになっていたので」

店長「くそっ。やっと都民に擬態できたと思ったのに……」