第7話 シーミー
ハイサイ
シーミー。タイトル見て、開いた方、僕の狙い通りです。有難う御座います。
最後まで読んでってね。
シーミーとは清明祭といい、沖縄では大体毎年4月〜5月にかけて親戚が集まってお墓参りに行く。
沖縄のお墓は敷地が広く作られている、何故か?
シーミーするから。
すいません。説明します。
シーミーとは誤解を恐れずにいえばお墓でパーティー的な、敷地でご馳走を広げてみんなで(ご先祖様も)飲み食いをするのだ。
お盆は家に帰ってくるけどシーミーはみんななでご先祖様の家に行くのだ。
ご先祖様の家でパーティーをして賑やかに過ごす。沖縄人はパーティーピーポーなのだ。海でビーチパーティーもするし(発電機使ってカラオケとかザラだった)
全然関係ないけど、沖縄のご老人はパーティーの事をパーリーって言うよ。
はい。戻すと、昔は遠い親戚とかも皆んな集まり何十人単位で集まっていたそうだ。
なので今でもちょっとしたテニスコートぐらいの大きさのお墓もまだいっぱいある。
ちょっとしたサッカーコートぐらいのもある。門中墓と呼ばれている。
門中とは親戚全体的な意味かな?
敷地が広いからか沖縄のヤンキーはよくお墓に溜まってタバコ吸ってた。
なので毎年4、5月の週末は墓地周辺は混雑するので駐車スペースを探し回る。
場所取りと云う奴だ。
子供たちは墓の周りを走り回りキャッキャッしてる。
お母さんたちは料理の準備とかで大変そうだが、久々の嫁同士でのおしゃべりに夢中。
男性陣は掃除もするが、テーブルや椅子の用意、日除けやらで自慢のキャンプギアを披露してご満悦で酒をあおる。
ご先祖様はそんな子供たちを見て目を細める(多分)
最後は皆んなで集合写真を撮ったりした。(心霊写真は見た事無い)
もはやピクニック。沖縄は花見が無いから、そのかわりなのかも。
参加者に死者を含むが。あの世とこの世の距離間隔が近いのかもしれない。
楽しそうでしょ。春の一大イベントなのです。
でも親戚で予定を合わすのが大変なのだ。盆、正月みたいにこの日ってのが無いから。
今回は習慣の話で怖さが全くなかった。沖縄の習慣の話でした。
皆さんも楽しいからシーミーやってみてね。
またやー
沖縄の日常の怖い話 メル @merukatoru
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