第6話 魔除け
ハイサイ
沖縄で魔除けといえば皆さん思い浮かぶのはシーサーではないだろうか。
神社やお家の入口付近に鎮座している獅子?がシーサーです。
昔は魔除けなのでほぼいかついデザインだったのだが今はゆるキャラのようなデザインもあったりでお土産屋さんではヌイグルミやキーホルダーも売っていて沖縄を大代表するキャラクターになっている。
私も好きで街で見かけると目で追うぐらいは好きだ。偶に公園とかのシーサーが気に入れば写真に収めている。
ある通りはシーサー通りと呼ばれ道沿いにシーサーが一定の間隔で展示されていて、そこに行けばマニアックな沖縄探訪を楽しめるだろう。
沖縄では外にはマジムン(魔物)がいて建物内に入ってくるとされていて、それの侵入を防ぐのがシーサーらしい。
そいてもう一つ、沖縄に旅行で来た事があるなら見た事があるかもしれないが、通りの至る所にある「石敢當』という石碑が置いてある。
主に丁字路や三叉路の突き当たりに置いてあるのだが、マジムンはまっすぐ向かってくると言われていて、方向転換が苦手とされていて、道の突き当たりも真っ直ぐ進もうとする。そこに「石敢當」があるとぶつかって消えるとされている。
某動画サイトに「沖縄の怖い話」というローカルドラマに題材とされているので気になる方はご覧になって観てください。ここよりはずっと怖いです。(ある意味ラストひどい)
それぐらいなので流石に子供の頃からそれらにイタズラはしなかった。
バチ当たるからね。昔から「御嶽」などを面白半分で行ったりイタズラをするとマジムンに迷わされると良く言われたものだ。
そう、迷わされるのだ。何が?魂だと思う。初回にお話しした魂が取られて別の所に行かされるのだろう。
昔、ある夜、肝試しで有名なユタの修行場に友達と行ったが、奥に進むと看板に
『ここよりユタの修行場です。立ち入り禁止』
とあり、見ただけでパニックになって逃げたことがある。独特の雰囲気です。なんか気配もしたし。
それ以来安易な肝試しはしなくなりました。ヘタレです。
シーサーも「石敢當」も至るところにあるので(街中でも)、沖縄へお越しの際は少し気に掛けてみてほしい。マジムンの存在も日常の一部に溶け込んでる沖縄も楽しんでほしい。
「御嶽」は行くなら礼儀良くお願いします。
ふざけて迷わされたという話は良く聞きますので。
マタヤー
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