第4話 避難 💀美穂、エミリア、竹内

 土方や永倉は若い男の亡骸に唖然としていた。

「平間が殺ったのだろうか?」と、土方。

「知りません、ハァ、ハァ……」

 永倉は走ったので息を切らしていた。

 史実なら近藤勇が新選組の局長になるが、土方歳三が局長、近藤が副長になった。新選組は幕末の動乱期において、倒幕派との抗争を展開し、幕府の安定を守るために活動していた。


 倒幕派との戦いは激しく、両者の間には政治的・思想的な対立が存在している。近藤勇は副長として新選組のメンバーをまとめ、敵に対抗するために様々な戦術や戦略を立てた。彼らは剣を交えるだけでなく、情報収集や策略も繰り広げ、新選組の使命を果たすために全力を挙げて戦っていった。


 美穂もエミリアも助からなかった。

「おまえがもう少し早く動けば、助かってたんだよ!」

 山村に叱られて島は憤慨した。

「何で俺が怒られないといけないんだよ!」

 2人は避難所に向かった。新宿西高校が避難所だった。朝倉和泉って先生が布団とかを用意してくれた。

 体育館に集まり、だるまストーブで温まった。

 体格のガッシリしたゴリラみたいな男が入って来た。そいつが山村に掴みかかってきた。

「金よこせよ!」

 山村はそいつの手首を捻り上げた。

「イテテテ……」 

「この野郎!死ねぇっ!」

 青白い顔の男がナイフで襲いかかってきた。

 山村は隠し持っていた短銃で男の腹を撃った。

 男はやがて死んだ。男の正体は精神的にイカれた竹内洋だった。竹内は茶色い時空シールを手にしていた。『1863』

「やった!これで江戸に戻れる」

 ゴリラはガッツポーズを決めた。彼の正体は平間重助だ。

 山村、島、平間の3人は江戸時代に向かった。


 

 

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時空シール5 鷹山トシキ @1982

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