複雑な人間関係の網目模様。
後水尾天皇の典侍・お与津の方‥‥。
兄妹そろって、色々と‥‥!?
京都という土地は、なんちゅうかかんちゅうか。
そして、そうした人間関係の網目を解きほぐして、小説に仕立てあげるご手腕には、いつもながら敬服です。
作者からの返信
この頃の京・大坂・江戸は、親戚というか繋がりが凄くて、大坂の陣やってる場合じゃないよと言いたいぐらいです(笑)
およつの方の兄・猪熊教利は色事師として有名で、それを宮中で派手に女遊びをしたために処刑されました。
およつはおよつで、帝と「できてる」し、凄いきょうだいです。
京都というか、このきょうだいが特殊なのでしょう^^;
人間関係が複雑なのは、ミステリなら定番なので(笑)、四苦八苦して書いています^^;
お褒めいただき恐縮です!
ありがとうございました。
こんばんは、御作を読みました。
秀次の乱行は、秀頼を後継にしたい秀吉のでっちあげと、最終勝者家康のプロパガンダのような気がしますが……。
御作の秀頼さんの場合、おうちが真っ黒なので、ヤバい方向に吹っ切れてもしゃあなしな気がしてヒヤヒヤしますね。
細川の忠興ぼっちゃんも、歌仙兼定のエピソード(真偽不明)とか、割と大概なことやってるから時代的にありえるのが怖い。
面白かったです。
作者からの返信
秀次悪人説は、おっしゃるとおり、秀吉の糊塗と、家康の喧伝だと思います。
なかったことにしたい秀吉と、豊臣家の汚点を強調したい家康の継投のせいで、後世にまで伝わったのでしょう……。
拙作の秀頼の場合、温室育ちというか、ちょっと異常な環境なので、精神の均衡を保てるか微妙です。
そこを何らかの「毒」が入ったら、耐性のない秀頼は……。
忠興の之定スラッシュはかなりヤバいですね。
時代的なのに加え、忠興の性格がアレだからありそうで怖い……。
ありがとうございました。
拝読いたしました。
なんと、あれから十年。
誰が乳母を殺したのか?
ミステリー要素かと思いきや、狂った叔父の狂行をなぞるような言動、今度はホラー要素がほのみえて、ぞくぞくしますね!
夏に読みたい逸品に仕上がるのか?
いや、秋の涼やかな空気の中でも楽しめるモノになるかも?
期待していますね!(^^)
作者からの返信
ten years later.
映画だったら、そういうキャプションを入れたいところです^^;
乳母を殺したのは誰か。
一方で、秀頼が「殺生関白」秀次のような乱行を。
狂ってしまったのは何故なのか。
しかも、この大坂の陣前夜というタイミングで……。
ホラーの賞に応募しているので、ホラー要素と言われて、嬉しかったです♪
拙作は主に夏に書いていましたが、これからは秋ですから、うーん、どっちでしょう^^;
ありがとうございました。
秀次と秀頼。ふたりは、本当に気が狂っているのか。それとも。
歴史上では実際どうだったんだろうかと、思わず知りたくなるような物語でした。読みやすくわかりやすい、とっても面白いです。
作者からの返信
秀次は、司馬遼太郎先生の小説によると、秀吉に持ち上げられた結果、肥大化した自我に引きずられてああなった、みたいな解釈でした(ちがうかもしれませんが)。
秀頼は……どうなんでしょう、ああいう環境で生まれ育ってしまったことが、彼のパーソナリティに影響を与えた結果だと思います。
拙作においては、ふたりとも狂うだけの理由を、いちおうは設定していますが、果たして。
ありがとうございました。
血統でつないでゆく世襲の怖さを、まざまざと肌で感じます……秀頼……なんだか、すべての悪い者が凝縮されたような……
作者からの返信
豊臣秀頼。
豊臣の子として生まれ、育ち、周りから期待されていた男。
そんな男が、なぜこんな「すべての悪い者が凝縮されたような」振る舞いをするのか。
確かに、世襲のデメリットというか怖さが出ていると思います。
……これから、秀頼のその言動の謎を探る話が始まります。
いったいなんで、こうなってしまったのか、を。
ありがとうございました。