応援コメント

第4話」への応援コメント

  • 雪の降る日に生まれた子は、その親が記憶を失ってしまい自分の子だと認識できない…何とも辛いですね…いや記憶がなければ辛いという感情する湧かないとすると、事態は深刻な気がしてしまいます😭

    作者からの返信

    雪が降ると、当日に起きた出来事全てを忘れてしまう。それは雪が降る日に生まれた子供たちを、生まれてきてすらいないという現実さえも生み出してしまうのです🥲深い悲しみや孤独を抱えた新奈が、この先どんな選択をし行動していくのか見守って頂けたら嬉しいです…!

    編集済
  • 深海かやさま

    こんにちは。

    迫ってくるような情景と、独特の世界を味わいながら拝読させていただいています。粉雪が思い出の中にまでさらさらと舞い込んでくるようです。

    記憶について、少し考えました。

    記憶にはいくつかの種類があると思います。有名なところでは短期記憶と長期記憶ですね。その長期記憶をさらに陳述記憶と非陳述記憶に分けることができます。村人たちは雪が降ると様々なことを忘れ去りますが、すべてではないですね? 歩けるし、自転車に乗れるし、くしで髪をとけるし、それに、人間関係についても記憶は保持されています。ということは、村人たちが忘れてしまうのは、ざっくり言うと陳述記憶のなかのエピソード記憶、いわゆる「思い出」に限られるのでしょうか? 

    新奈に祈りをささげる女性、二年前の記憶(思い出)があるのですね!? 新奈以外にも、エピソード記憶をはっきりと保持する存在が出てきました。物語が大きく動き始める予兆を感じます。

    新奈の苦しみと鬱屈した気持ちに、ときに読むのが辛くなってきます。新奈の言動を見ていると、村人は雪が降るごとに記憶を失うけれど、自分は忘れない、自分がより正しくこの世の摂理を理解していて、自分以外の皆はそれを知りもせずのんきに生きていると見下しているように思えることもあります。それは、ただの人間としてではなく、雪の妖精の子供としてあがめられることを嫌悪し、また恋人との関係に理解が得られないことに閉塞感を感じているからかもしれないですね。

    新奈自身にも見えていないことはいくらでもあるのではないでしょうか? 皆と異なる新奈が、何をよりどころに自分という存在に疑いを持たずにいられるのか、その点がとても興味深いです。

    作者からの返信

    佐藤様、こんにちは。

    貴重なお時間を私のような作品に使って下さり、それも大切に読んで頂きほんとにありがとうございます…!

    雪が降ると記憶を無くす。それが新奈の住むこの村で起きている出来事ですが、記憶を無くすのはあくまで当日に起きた出来事であり過去のそれまで歩んできた人生の、佐藤様がおっしゃって下さったように長期記憶ではありません。それもその事象が起きるのは雪が降ったうえに、眠りにつくことでトリガーが引かれてるのですが、それは後に明らかになります。

    ですが、読んで下さった方に疑問を抱かせてしまうようでは作者として全然駄目だと思うので、描写を書き加えるなどして後日修正致しますね。

    新奈が抱えている苦悩や悲しみはとてつもないものですが、それにより佐藤様がおっしゃって下さったようにみえているはずの事柄がみえなくなってしまっている事もあると思います。この先、物語はどんどん展開していきますので最後まで読んで頂けたら嬉しく思います。

    佐藤様、いつもほんとに丁寧な感想を届けて下さりありがとうございます…!この物語を書く創作意欲というか原動力を沢山頂いています。

    改めてになりますが、ほんとにありがとうございます…!


  • 編集済

    なんか……新興宗教の施設にも似た不気味な連帯を感じる世界ですね……
    「雪の妖精」と言う言葉を道具にして、別の目的を行おうとしている……そんな黒さをヒシヒシト感じます……
    でも逃げ場はない。
    知識も年齢的にも。
    その環境しか知らないと、そこから出る気持ちにならないんですよね……

    「のみのサーカス」の話を思い出します。

    のみをガラスの容器の中にいれ蓋をする。
    するとのみは出ようとして飛び上る。
    でも蓋があるため、それに遮られ外に出ることが出来ない。
    やがて、ふたをとって、脱出出来るようになってものみは蓋のところまでしか飛ばなくなってしまう。
    「自分はこの高さまでしか飛べない」と思って(?)しまうから、と言う話です。

    私の好きなエピソードですが、思い出しちゃいました。

    作者からの返信

    京野さん、こんにちは。

    コメントを下さり、ほんとにありがとうございます…。凄く嬉しいです。

    妖精達の庭と呼ばれるこの施設が一体どういったものなのか、この先新奈達は幾つもの障壁を乗り越えながらそれを知ることになりますので、最後まで楽しんで頂けたら嬉しく思います…!

    「のみのサーカス」ですか。京野さんの書いて下さった文章を読ませて頂いただけで、自分の思い描く世界観となにか通じるものがあって、凄く興味が湧きました。のみは、そこから飛び上がれる力の限界というものを、その環境に身を置き続けてしまったせいで、自分で定めてしまうと言うことなのでしょうか。

    このあとにすぐ自分でも調べてみます!
    京野さん、貴重なお話を書いて下さり、ほんとにありがとうございます☺️✨

  • 雪が降る度自分以外の誰もが記憶を失う。愛する人との大切な時間もなかった事にされてしまう。

    身の置きどころのない寂しさが伝わって来ます。静かに降る雪景色が美しく描かれているからなおさら、悲しさが伝わって来ます。

    雪の妖精の子供に祭り上げられるのも、苦しいですね。しかも三島さんは邪な空気を纏っていて…。

    あらすじを読まず、ドキドキヤキモキしながら読ませて頂きます。

    作者からの返信

    堀井さん、こんばんは。

    読んで頂けたなんて凄く嬉しいです!ありがとうございます…。

    新奈が抱える苦悩や寂しさをそのように感じとって頂けて嬉しく思います。誰にも覚えて貰えないということは、自分自身の存在そのものを否定されているのと同じだと悲しみ、その悲しみをより増幅させる為にも雪や景色の描写にも力を入れていたので、頂いたお言葉が身に沁みる程に嬉しかったです。

    あっそうですね、この物語においてのあらすじは結末まで書いてしまっているので、出来ればそのまま読み進めて頂けたらと思います!

    改めてになりますが、コメントを下さりほんとにありがとうございます😊✨

    編集済