予定2 君に近付かない。
僕は君と距離を置こうと決めていた。
親バカなんかになるもんか。
だから僕は一人でテレビを見ていた。
その部屋で家族は君のケージを開けた。
君が真っ先に来たのは僕の膝の上。
君は鼻先で僕の鼻に触れた。
湿って生臭い臭いがした。
それは猫流の挨拶で、仲良くなりたいと言う表現。
ほら、君のせいで僕の決心は脆くも崩れる。
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