予定3 君と仲良くならない。

僕は働き始めたばかりで、忙しい。

君に構っている暇なんかない。

バタバタと仕事に行く支度をする。君には目もくれない。

それなのに、君は僕の出勤用の鞄から離れない。

その上、卑怯な真似をする。

 

黒い鞄に、肉球を押し当てる君。


黒い鞄だから猫砂のついた君の肉球痕がくっきり残る。

もしかして、仕事に行かずに遊べといいたいってこと?

せめて、帰ってからにしてくれよ。




ほら、君と僕はその日から遊び仲間だ。


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