3,スキルと検証




ぺ、ペペロンチーノが床にぶつかった瞬間…床を破壊し、た…?


本当にペペロンチーノ何だよね…大量虐殺兵器ペペロンチーノじゃないよね…?違うよね…?


うっぷ…なんか腹が膨れて…一キロぐらい食べたあとみたいに…


ふぅ……おみずおいちい…





*





あの後しばらく動けなくなったが、少し経ったらなんとか動けるぐらいになったのでこの兵器ペペロンチーノの検証をすることにした。



「ふむ…完全に出きったものは殺傷能力はないのか…」



この兵器ペペロンチーノは完全に出きったら全く殺傷能力はなく、ただただ美味しいペペロンチーノになり、手から完全に出きっていないものは兵器ペペロンチーノになるらしい



続いて殺傷能力

さっき床を破壊したことから、大規模破壊系のスキルよりかはないと思っていたが、思っていたかったが…



「ディフェン(最終段階)を粉砕…」



ディフェンとは攻撃系スキルの威力を計るための壁であり、10段階ありその最終段階はランク上位ぐらいしか壊すことはできない


その最終段階を粉砕……粉砕って…

粉砕は作中で最大規模の殺傷能力を誇る【破壊クラッシュ】ぐらいでしかできないって…



そして応用

色は赤くなるか黒くなることができる

赤い色は唐辛子を超絶マシマシらしい

二度と使わない。副効果はあたったところがヒリヒリするぐらい


黒い色はイカ墨っぽい

結構かっこいい。響は基本は拳で戦うけど本気の時は黒い武器を使うのでとても良い…

味はまぁまぁおいしい。副効果は特になし



形は割と応用が効く

ぱっと見ペペロンチーノに見えなくても、最終的に手から出きらなければどんな形にもなる。

硬さも自由自在



問題は副作用

使ったペペロンチーノはどうやっても最終的には俺の腹の中に入るってことだ

響が戦闘中に吐くところとか想像したくない…

ちなみに硬さを変えたペペロンチーノはちゃんと柔らかい状態で腹に入る。なんというご都合主義…



とこんなところだろうか…

それにしても響のスキルは【狂鳴】だったはずなんだけどなぁ…

でも確実に【狂鳴】とは言い切れないんだよなぁ…

考察勢の間では【狂鳴】は超古代技術アーティファクトなのでは?って言われてるしな…


そんなことは今気にすることではない…ペペロンチーノで武器を…響の専用武器を再現するのに忙しいからな…!


もう少しここは丸みを帯びてて……ここを鋭く………やっべ…ちょっとかけた……………追加して……硬くして…………黒くしたら……でぎだ!



俺は鏡の前で黒い刀を持ちながらポーズを取る…刀は真っ黒くなっており光が届いていないような印象を与える


やっぱり【黒水銀メチル14型】はかっこいい……


続いて鞭のような形にも変形させてポーズを取る……がっ゛ごい゛い゛


はぁ…眼福ですわ……


そうやって栄養補給をしていると、一人の生徒が慌てた様子で連絡を入れてくる


『副委員長!また奴らが暴れてます!!』


「はぁ…またあいつらか…委員長は?」


『外に出てます!だから副委──』


「わかった俺が出よう…」



俺はすぐにニヤけきっていた心情を無感情にもどし響ムーブをかました…







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頭脳とスキルで無双する最強キャラに転生したはずが、手から【ペペロンチーノ】が出せるようになりました…とっても美味しいです…(泣) すゝ゛め @kinnmugi

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