2,学園都市とスキル
『ペリオス プロエニウム』の舞台である学園都市【アルエム】には大きな学園が10個ある。その学園に大体最強キャラが一人いる感じだ
その10学園の一つ【栄馬学園】に俺は所属している
主人公は【エルズ学園】に所属している。
まぁ主人公と会うのは物語が始まってから少し後の二学期のはずなので、特に関係ないのだが…
重苦しい始業式が終わって
俺はそんなことを考えながら高層ビルが立ち並ぶ学園敷地内を歩く
この高層ビル全部【栄馬学園】の所有物なの未だに信じられねぇ…
俺が今目指しているのは執務室…響専用の部屋だ…
響はこの学校の生徒会長…ではなく副生徒会長をしている。
【栄馬学園】では生徒会には一名ずつ部屋が与えられそこで授業を聞いてもいいし、ゲームをしてもいいし、ぶっちゃけなんでもしていい…
だから俺は自分用の鑑定機を使ってステータスを確認しようと思いついた
もしかしたら俺が響に入ってしまったため何か変化している可能性もあるのではと思ったからだ
本当は響に転生したのだと噛みしめるために鑑定しようとしたのだが、想定外の自体が起こってしまった…
スキル:【ペペロンチーノ】
ペペロンチーノ…?なーんだペペロンチーノね!ペペロンチーノ…ペペロンチーノ…ペペロンチーノ?!
《狂鳴》は?
え?え…?え?!
なんで…どうして…《狂鳴》ないの…
もしかして見間違いとか…?
スキル:【ペペロンチーノ】
あ゛ぁ゛ぁぁぁ!!!
現実から目を背けたいってこういうことを言うんだね…
いやまだこの【ペペロンチーノ】が《狂鳴》の可能性がある…原作でははっきりと響のスキルが《狂鳴》であると明言されてないし…
とりあえず使って見るか…使い方は…?手に力を入れる?でいいのかな
ツルッ
見た目はただのペペロンチーノだな…
まだ、食べてみないとわからないし…口に入れたら発狂するかもしれないし…
ズルズルズルズル…
美味しい…いやめっっちゃうまい…信じられないぐらい美味しいけど…俺がしたいのは料理無双じゃなくて、力で無双したいのよ…それと料理無双なんなすると響の見た目だからハーレムものになってまうやん…俺ハーレムものあまり好きじゃないし…あと響は推しカプがあるからそれ以外はちょっと…
本当にただペペロンチーノを手から出すだけのスキルなの…?なんか隠された能力的なものは…?
俺はそれから数時間スキルを検証しまくった。わかったことは少なかったが大体このスキルのことがわかってきた
このスキルは……ただ手から【ペペロンチーノ】を出すだけのスキルっぽい…
美味しい以外何も効果ないし…一応手にペペロンチーノをぶつけたりしてみたがソースがついただけだし…
まじで美味しいだけっぽい…神様は俺のことが嫌いなのか…?響になったはいいものを料理無双しろってか?!巫山戯んじゃねよ!!
俺は勢いよく手から出かけている【ペペロンチーノ】を床に叩きつけた
───ドカァァァーーン!!!
床に叩きつけた【ペペロンチーノ】が触れた瞬間とてつもない威力になり床を破壊した…【ペペロンチーノ】が床を破壊した…?!
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