人は死して名を残すと申します。
今年2月、ある書籍が発売されました。それによって、没年不明とされていた人物の没年月日、さらにはその人となりが世に知れ渡りました。
その人物は、いっときとは言え、プロ野球の人気球団の監督をされた人です。
私が生まれる寸前に亡くなられていました。
しかし、その方は今も生きていると、私は確信しております。
なぜ、こんなことをわざわざ書いたか。
今述べたことをもとに、是非、このお話をお読みいただきたいからです。
虎は死して皮を残すとも申します。
しかし、この作品において語られることで、ここに描かれた猫は、虎のように皮を残したのではなく、人々にその名を残したと言えましょう。
それだけではない。
この地にこの作品で描かれたことにより、彼は、永遠に生き続けるのです。