免罪符は死んだ後に救われるというシステムなんですね。
藤原道長も最後は極楽に行けるように祈りながら死んだとか。
宗教は違えど考えることは一緒ですね。
作者からの返信
引き続き、コメントありがとうございます。
補足したいのですが
免罪符は、悪い事ばかりではなく、良い面もあったと云う意見もありますが
ここでは悪い所だけを強調して書かせていただきました。
ルターも云っているように
人がその思想を悪用して、悪い制度にしてしまったという感じですね。
仏教の極楽浄土という考え方ですね。
面白いですよね。
人は、死という現象を前に、その後どうなるという想像する。
何があるかは死んでみないと分からない。
まさにシュレーディンガーの猫。
もしかしたら、そこには
何もない”無”や”空”なのかもしれませんね(笑)
どうもです。
企画より拝見しに来ました。
悪徳宗教の霊感商法の知識を利用し、異世界で活躍するという発想が良かったですね。
興味深く読ませていただきました。
続きが気になりますので、また更新されましたらお邪魔させていただきます。
作者からの返信
コメント頂き、ありがとうございます。
この先、の2章では
宗教の設立と悪徳宗教の手口がたくさん出てくる予定なので
お楽しみにしていただけたらと思います。
宜しければ、私の好きなホラー短編もありますので
お時間のある時に、また遊びに来て下さい。
霊異怪奇談~短編集~
https://kakuyomu.jp/works/16817330650524158042
編集済
こんばんは!
それでは批評企画の続きをさせていただきます。
19~23話を、連載をおっかけるリアルタイムで1回、さきほどもう1回読み直してきました。
まず、主人公がゲイションをはっ倒したことで、ピンチに陥り取れる選択肢がどんどん狭くなっていってしまう緊張感がすごく良かったです。
最終的に領主の城へいくしかない、というところまで追い詰められたことで、
街をペストから救うという大目的とシンクロするので、その後の展開への期待感がめっちゃブーストされて感じました。
この期待感は23話まで続いて、ちゃんと期待通り面白く着地するので、大枠だと成功してると感じます。
ただ、ユーグルとのタイマンシーンがちょっと問題を感じる部分がありますです。
一つは、21話のポエムっぽいところですね。
具体的には、
>その自分の声に、幼い頃の記憶が呼び起こされる。
から始まる部分です。
読んでていろいろな解釈はできるけど、何が言いたいのか良くわからないと感じちゃいました。
せっかくここまで期待感をブーストしてくれて、熱いタイマンで盛り上がってたところで、「良くわからん」ってなってブレーキかかっちゃう感じですね。
結論としては、『なぜなら……この弱さこそが俺の武器だからだ。』
ということなのだと思いますが、
それなら、そうはっきり分かるように、そう結論が導きされることに納得感があるように、分かりやすい心理描写が欲しく感じました。
「良くわからん」状態で結論だけポンと置かれてる感じなので、せっかくの主人公の決意に共感できなくなっちゃう感じでした。
二つ目は、そのあとの
ユーグルが何を考えて、殴り合いの果てに、主人公たちをお姫様に合わせることにしたのか、分かりにくいことです。
>『無理だな……これは俺だけの問題じゃない』
>これは、彼だけでは無理だ、という意味も含まれている。簡単に言えば、その覚悟を見せつけてみろ、という彼なりの挑戦状だった。
という風に説明はされているのですが、
何が彼だけでは無理なのか?
彼はお姫様に主人公たちを会わせたいと考えている?
けどそれができないことを言っている??
もし彼が主人公たちをお姫さまに会わせたいと考えていたとして、なぜ覚悟を見せる必要があるのか??
と、いろいろ解釈はできるけど、答えがパッと見つからないので、
結局ユーグルが何を考えてるのか納得感がないまま、
彼が兵士たちを脅迫する形で協力させる、という流れになっちゃってるように読んでる間感じました。
そうなると、なんで兵士たちが協力してくれるのかも、いまいち納得感がなくなっちゃうので、ひっかかりを感じさせたままに、クライマックスに突入しちゃって損してるように感じます。
以上です。
まとめとしては。
上記二つの難点はあっても、最初に述べたように、大枠で大目的が示されて、期待感もばっちり作られてるので迷走感はありませんし、物語の大きな流れを阻害もしていません。
そういう意味で致命的な欠陥ではないと思います。
むしろ総合的に見れば、読む側の期待にはバッチリ応えてくれてるので素晴らしいクライマックスです。
ただ、主人公の心理に共感しにくかったり、タイマンの結果という重要なイベントの納得感が「良くわからん」のまま終わってしまったりと、もったいない感じになっちゃってると感じました。
そして、第一章完結、お疲れ様です。
二章も楽しみにしています。
作者からの返信
菅野 事案 様 貴重な批評ありがとうございます。
いつも参考にさせて頂ております。
こちらからも批評を遅れており、大変申し訳ございません。
そちらも近日中に送らせていただきますね。
良かった点は大方の予測通り楽しんでいただいているようで安心しました。
教えて下さり、ありがとうございます。
悪かった点。
の読者を置いてけぼり、にした件ですが、意図してこのような文にしました。
これは本来やってはいけない事ですが、今回あえて、読者に分かりづらくなるように作らせて頂きました。
ので、賛否両論になるのはおかしくないです。
まさか、ここまで深くお読み頂けるとは、とても嬉しい限りです。
前提としましては、
21話『神の人』は
イエス・キリストが十字架に磔になるシーンと聖書の”怒り”、”弱さ”のイメージを織り交ぜながら
テーマの『神との同化』に合わせて執筆しました。
タイマン勝負では、本来は敵を倒すというのが、よくある場合ですが、ここでは意味合いがちょっと違います。
主人公は戦えない非力なオッサンです。そして、ユーグルもそれを知っている。
つまり、勝利条件の違う闘いでした。
故にかなり難解で分かりづらい部分が多くあります。
目標としましては、その熱量と勢いのある描写
それだけでも読者に伝えられたらOKという計算の元、書かせていただきました。
作者としては今回、キャラが動くまま書いたシーンなので
自分自身がちょっと紐解く感じで解説してみますね。
・ユーグルの思考ですが
今後の2章最初の冒頭でその事に触れています。
ここではちょっとだけ解説を。
>『無理だな……これは俺だけの問題じゃない』
これはこの世界、この時代の
城の一衛兵、隊長クラスでもある彼が
領主の許可なく、勝手な行動を取った場合、最悪死罪になるからです。
さらにこの警備の厳重な城中を大立ち回りする場合、部下も一緒に引きずり込む形になります。
ユーグルは神人に恩があり、協力したいのは山々でしたが
おいそれと、出来なかったのはその為でした。
そして、彼自身もその覚悟をしてまでこの男についていくべきか?
それを見定めるため、この蛮行を起こしています。
神人はそんな彼の性格やその思考、名門武家の生まれで、そのような方法でしか出来ない不器用な点
を占いの時、見抜いていたからこそ
ユーグルの事を”信じられる”と、思えたのだと云えます。
最後に信頼の証として、ユーグルは神人のことを”兄(あん)ちゃん”から”兄弟”と呼んでいます。
これはプロローグの台詞の伏線となっていて、この先、彼が主人公を尊敬の念を抱く、ターニングポイントとなります。
・兵士達が協力してくれたのは
フィデスの奇跡の業をその眼で視たからです。
そして、ユーグル同様、神人の勇敢さと根性に胸打たれたからこそ、すんなりと了承してくれたという感じです。
・ポエムっぽい箇所の問題点
>その自分の声に、幼い頃の記憶が呼び起こされる。
ここの部分の着想は、
「イエスはもう一度大声で叫んで、ついに息をひきとられた。」(マタイの福音書27章50節)という聖書の文と
私の臨死体験から来てます。
断末魔とよく聞くのですが、あれは死に抗う時に出す声だと、お医者さんが言っていたのをヒントにしました。
そこをきっかけ、入り口に。
意識が遠のくように。
ここから、精神的なアストラル世界。神智学に入っていきます。
・分かりにくい心理描写になっているのは、夢か現実かわからない表現、演出したからです。
『神はなぜ黙っているのだ』
ここのイメージは、遠藤周作先生の『沈黙』です。
彼は最初から、ずっと神の存在を否定しつつも、心のどこかで神に問いかけていました。
神人は今まで、過去のトラウマから
怒りをトリガーにして行動を起こしていたのですが
ここでは怒り、嘆き、苦しみの果てーー悟るというところに行き着きます。
神道に”禊ぎ”という言葉があります。まさしく、この現象を表すもので。
聖書にもそんなような解釈の記述がありましたのでシンクロさせてみました。
フィデスの『神人を叫ぶ声』ですが。
着想はバッハ「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」と「私は主を見ました」ヨハネの福音書20章11~18節です。
彼の意識を保つための演出表現でした。
そこから、自分自身と向き合い。
・『俺が一番、腹が立てていた正体、それは何も出来ない自分自身』だと気付き、
その弱さを受け入れることで、父 天仙 達との過去、恨みや憎しみを決別し
最後は聖書の引用のような言葉、答えを見つけ出していきます。
つまり、自分のやるべきことが見えてくる、という結論に至るという流れです。
・この、『なぜなら……この弱さこそが俺の武器だからだ』
これが今後の指針になっていきます。
着想はマハトマ・ガンディー「弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ」
聖書にも『赦し』という教えがあり、どう悟ったのかはこれから活躍で徐々にそれが垣間見えてきます。
直近のユーグルとのタイマン勝負では
神人はその根性をみせることが勝利条件なので。
腕っぷしが弱いからこそ、その意思を示せるという事になります。
修正点
・主人公の心理に共感しにくかったのは、私もずっと思っていた懸念点です。
主人公が特殊な境遇と考え方だけに、その辺が難しいと思っていました。
もう少し、誰にも当てはまるような共感ポイントを多く入れようと思います。
・ユーグルの部分は、もう少し分かりやすくなるようなヒント、心情描写を加筆しようかと思いました。
・また、精神な部分は、もっと激しいダークファンタジーよりの描写を入れて凄みを出し、あえてここは振り切ったほうが面白くなるかな、と考えております。
確かにご指摘の通り、この聖書と神智学の合わせは難しくて、かなり分かりづらいかと思います。
正直、今の文章力では上手く表現できていない点もあると思います。
当初の目算では
読者の目線は、『なぜそうなっているのか、わからない』という
フィデスの視点で観て貰いたかった狙いがあります。
主人公が必死で立ち上がり、ユーグルとの間に言葉を超えた信頼関係を築く。
それは漢同士しかわからない友情という事実だけがそこにある、という感じです。
22話で神人が
『そこに気づけてしまう自分の異常さと、冷静さだった。』
と発言しています。ここまで読めてしまう自分は、異常だという事を示唆した文です。
最後に
ここまでお読み頂きありがとうございます。
菅野 事案 様 には大変お世話になっております。
何か出来ることがあればお力添えしたいと思います。
良かったら
最近、見ている執筆資料の情報共有
文章の添削動画URL
https://www.youtube.com/@Wakatuki_Hikaru
XのDMとかで
新作の構想など、色々と相談にのりますよ。
私でよければ、ですが(笑)
あと、個人的に新作の構想している時が、いっちゃん楽しいので。
誰よりも海水を飲む人
杞憂
@dekisidesho
第一章完結おつかれさまでした。
領主へ恩を売ることができ、実績も作ることができた。だけど話はとんとん拍子にはいかなくて、領主よりもよっぽど影響力のある宗教が相手だから、まともにぶつかっては不利なわけですね。
ヴァセリオン教に支持された者が王になるのでは、王としても頭が上がらないような気がしますね。しかも現教祖が皇太后では、これはこれは……敵が強大すぎてどうやって立ち向かっていくのか。二章以降も楽しみです。
作者からの返信
火乃玉 様、ありがたいお言葉ありがとうございます!
作品等こっそり読ませて頂いております。
私の拙作をそこまで深く読んで頂き、感謝でございます。
私も今後、彼がどうするかのかは、正直分かりません。
ただ、その一章でヒントはあった気がします。
歴史は果たして繰り返されるのでしょうか?
そして、無事私はこの2章を描けるのでしょうか?
それは神のみぞ知るです(笑)
火乃玉 様の作品は
その合間、息抜きといったら失礼かもしれませんが
引き続き、楽しく読ませて頂きますね。
こんばんは。
領主のお嬢様を無事に救えた神人さんたち。
レサエムル村の責任者となりました。
ここから、救世主の道へと進むのでしょう。
しかし、ホッアーを信じる者たちとの戦いが待っていそうですね。
作者からの返信
引き続き、お読み頂きありがとうございます!
2章は教団設立と全面対決です。
良かったら、ホッアーを10回復唱しながら
楽しみにして頂けると幸いでございます(笑)
加須 千花 様、素敵なレビュー書いて頂きありがとうございます!୧(˃◡˂)୨
近況ノートにも報告させて頂きます!
大変嬉しいです!ありがとうございます!