短い話ではありますが、書かれている内容は、カクヨム作家ならば、必ず胸に沁みるでしょう。是非、ご一読を。本当に、金木犀の香りがただよってきます。素晴らしい作品です。
よく、ベクトルが全く違うものを掛け合わせて作る小説や言葉って、いいものだなぁって思うんです。例えば人生を川の流れに例えるとか。この作品は少し、それとは違います。全く違うものを、掛け合わせているのかもしれませんが、なぜか読み終えると同じ方向を向いたもののように思える。私は金木犀の香りを嗅ぐたびにこの話を思い出すのでしょう。