この春の香りがする頃に金木犀の香りを感じられました

よく、ベクトルが全く違うものを掛け合わせて作る小説や言葉って、いいものだなぁって思うんです。

例えば人生を川の流れに例えるとか。

この作品は少し、それとは違います。

全く違うものを、掛け合わせているのかもしれませんが、なぜか読み終えると同じ方向を向いたもののように思える。

私は金木犀の香りを嗅ぐたびにこの話を思い出すのでしょう。