幼馴染とのとある夏の出来事
猫の集会
意外なシステムあった
オレの名前は、
そして今夜は、熱帯夜。
暑いぜ暑いぜオレの部屋‼︎って…
…
なんか、このままラップができそうだヨォ‼︎
ってさ言っている場合じゃない!
あっつい…汗だくだよ。布団の上で汁だくだくになっております。
いい出汁がでてちょうど蚊に吸いつかれました。
くっそ…
なんでこんな暑い日に蚊のやつに血をお裾分けしなきゃならないんだよ…。
でさ、そのお礼に痒みのプレゼントを。って、そんなものいらねーっつーの‼︎
暑さと痒さで耐え凌いだ夜。
エアコンがぶっ壊れたせいでオレは散々なめにあいました。
そして次の日
「あー、極楽ー」
「そうでしょ〜。だってそこにわたしがいつも寝ているんですもの♡わたしの匂い付き♡ふふ」
「そういうんじゃない。」
「あっそー。じゃどきなよー」
オレは今、隣の家の幼馴染の部屋でくつろいでいる。
今ちょうどエアコンの修理に来てるからここで暇つぶしをしている。
「ねぇ、それより明日の約束忘れてないよね?」
と幼馴染の
え…
明日…?
やばっ…、なんだっけ⁉︎
全然思い出せない…。
どうしよう…
どっか行くんだっけ?
オレ所持金ねーぞ…
一瞬で色々考えまくった、その数秒後…
「あの…オレごめん。なんか約束してたのすっかり忘れて…思い出せないんだ。」
と正直に謝った。
すると真由香は、
「約束なんかしてないよ〜ん」
と言いやがった。
くそ…
騙されたぜ。
「ところで真由香ー」
と真由香を呼ぶと、
「わたしは、
と冷たく言われた。
「あのね…真由香」
「
と言われた。
「話が進まん…」
「あはは、ごめんねっ。で、何?どうちましたか?おばちゃんになんでも言ってみなしゃい?」
とオレをからかいだした。
「もー、いい。せっかくいい話だったんだけどなー」
「ごめん、何?わたし達双子の仲じゃない」
…
「いや、双子になったつもりはない。ただの幼馴染だし。」
「えっ、幼馴染⁉︎わたし達が⁈どうやって幼馴染になったっていうのよ?」
「普通に生まれた時から小中まで一緒だったし幼馴染だろぅよ。」
…
「はぁ〜ん?なんで小中高じゃないのよ?」
「それは、君がおバカさんだから別々の高校になったんでしょ?」
「あーあー、裏切りものめ…で、さっき言いかけた話はまだかしら?」
…自分で話、逸らしまくっといて。
「実はね、」
「うん、実はわたし達…やっぱりきょうだいだったの?」
「やっぱりってなんだよ。きょうだいじゃない。」
「あー…残念」
…
なにが残念だ。
「実はオレ、本日真由香の家にお泊まりしまーす‼︎」
と発表した。
「えっ?なんのドッキリ?つまんない」
…
つまんないって…
「今日、真由香のご両親が旅行に行ったでしょ?一人じゃ心配だからうちにお泊まりよろしく!って言われてるのですっ‼︎」
とニッコリしてみた。
すると真由香は、
「は?マジ?こんな高校生二人がお泊まりって…何かあったらうちの親は、どうすると思っているのかしら?」
とオレをじっとりみた。
「いや、どうだろ…確率的には、だいたい数字で表すとですね、」
「いい‼︎ゼロパーセントでしょ」
「いや、オレは五十パーセントの確率であると思います。」
「えっ?五十パーセント?それは…どういうこと?」
「オレの計算上は、真由香次第では百パーセントにも上がる可能性大です」
とニヤリとした。
「ない。そんな確率ないから‼︎」
と、リビングへと降りて行った。
「待ってよ〜真由香〜。で、夜ご飯どうする?」
「うーん…オムライス作ろっか?」
「うん、そうだね!じゃ先にお風呂失礼しま〜す」
とオレは脱ぎ出した。
「えっ、お風呂もうち⁉︎」
「もちろん。一緒に入るか?」
「ばか‼︎入らないし!てか、着替え持参してたっ…」
と唖然とする真由香。
気にせず脱ぎ出すオレ。
「ちょっとー‼︎そこで脱がないの!」
オレは脱衣所へと押し込まれた。
あー、さっぱり〜。
艶々したオレをジトーっとみてくる真由香。
「ん?やっぱり一緒に入りたかった?」
「違う!わたしもお風呂入ってくる」
と真由香は、行ってしまった。
あら、ちゃんとお米研いでいらっしゃる。
じゃあ、オレは材料でも切っておくか。
てなわけで、あっという間に共同作業して、でっきあがり〜。
最高の美味しさ。
お好みでたまごをトロトロにしたりチーズ多めにしたりやりたい放題。
で、ゲームして…寝る?オール?
どうすれば…
もう夜中です。
「真由香、そろそろ寝る?」
「んー。寝るけど…なんで涼夜がわたしの布団に入ってるのよ?」
「え、だって…真由香トイレ行ってるから早いもん勝ちかと思って。」
…
「ない‼︎涼夜は、リビングで寝てよ…」
「えー…、ヤダ。ほらいらっしゃい‼︎」
と真由香の手を引っ張りお布団に招待した。
やめてって言われるかと思いきや、意外とすんなり入っている。
やっぱり自分の布団だからしっくりくるのだろう。
なので腕枕してみたら…ふつーに枕されてる。
…
あれ?
寝た?
真由香をみたら…めっちゃこっちみてたーー‼︎
「ち、近いから…」
恥ずかしそうな真由香。
「あー、ごめんごめん」
と言いながらオレはもっと近づいた。
「ちょっとー…」
「ん?」
「ちーかーぃ…」
「ん?きこえまちぇんよ?」
昼間の仕返しをしてやった。
「もぅ、近いってば!」
「あー、近づいてって?」
「ちーがーうっ」
「でもさ、こうして一緒に寝るの何年ぶりだよって感じだな。」
「うん。」
「じゃあ、記念にキスしとくか?」
「はぁ?意味わかんない」
「記念だよ。」
「なんの?」
「一緒に寝た記念。」
…
「意味が…なんかそれは…誤解がうまれる発言…」
「じゃあ、とにかくキスしとくか。それ以上は、我慢ってことで。」
「意味わかんない。そもそも付き合ってないし」
「なら、付き合うか。」
「えっ……?キスするためだけに付き合うの?」
「ううん。好きだから」
…
「そんな…そんな暗闇で急にそれ言う?」
「うん。逆に暗闇だからこそ言えるみたいな?」
…
「ただキスしたいだけでしょ?」
「好きだし、キスしたい。」
…
…
シーン
…
え?
いきなり寝た⁉︎
真由香寝た⁉︎
突然訪れた寝落ち…。
寝たんかーい⁉︎
…
なら、オレも寝る…はずがない‼︎
もう、こうなったら朝まで真由香みてよっかなあ♡
寝顔がまた可愛らしい。
てかさー、オレに腕枕されて真由香が寝てるー。
すげーな。
寝顔…かわいすぎだろー。
ツン、ツンツン。
ほっぺをツンツンしてみた。
「弾力三、張り六、うるおい百‼︎」
ぷくくくくくく、といきなり真由香が笑い出した。
「おー、びっくりしたわ。妖怪出たかと思ったー…」
「うるおい百って何よ⁉︎ベタベタみたいじゃないっ」
「あー、あれは適当。てか、もう起きたか」
「ううん。寝てない」
「なら、おやすみのキスするか!」
「しない‼︎」
「なら、モーニングキス」
…
「まだ、朝じゃないっ」
「あ、なら朝ならしていいんだ?」
「ダメっ」
…
「そっか。じゃ、ほんとにおやすみ〜」
と仕方なく目をつぶった。
…
なんか…なんか感じる…。
視線…らしきもの…
パチっと目をあけると…
‼︎
みてる‼︎
真由香がめっちゃみてるーー‼︎
「どうした?」
「ね、寝るの?」
「うん。寝るよ?」
「しないんだ…。キス…」
「えっ⁉︎いいのっ⁉︎」
…
⁇
また無言…
てか、寝た⁉︎
真由香寝た⁉︎
えっ⁉︎
目つぶってるよ…?
寝たの?それともキス待ち⁇
おい‼︎どっちだよっ⁉︎
わからないからとりあえず…オレも寝る⁉︎
いや、寝れないし、寝ない‼︎
とりあえず真由香のくちびるに指をピトリとしてみた。
そしたら、めっちゃ目があった…。
「なにしてるのよ?」
「いえ…寝たかと…」
するとまた目をつぶる真由香。
⁉︎
なにっ⁉︎
だから、なんで目つぶるんよ⁉︎
もうわからん‼︎
だからオレは真由香を抱きしめた。
そしたら、真由香もオレに抱きついた。
えっ?
くっつくとくっついてくれるシステムだった。
やばい…。
もうさ、心臓がそろそろ壊れるよ?
バクバクのドキドキのパコパコ。
「真由香」
オレが暗闇で真由香を呼ぶと
「涼夜」
とオレを呼んだ。
暗闇での迷子…なわけない‼︎
もう、これは…耐えかねません。
そっと真由香に近づいて、
チュ〜♡
オレは堪えきれずキスをしました。
すると真由香は、
「ふふっ、柔らかいね」
と恥ずかしそうに笑った。
受け入れていただいた。
「うん。柔らかいしあったかい」
といい、もう一度キスをした。
それからハグしてキスして、何回したかわからない。
その繰り返しをしているうちに抱き合ったまま二人して寝落ちしていた。
最高の夜でした。
抱き合ったまま寝るとか最高!
そして朝、目が覚めると
「おはようのチュ〜して?」
と朝からおねだりっ
夢じゃなかった‼︎
「んもー、欲しがりさんだな♡」
チュ〜♡ギュ〜♡
朝からチュッチュイチャイチャ♡
その日以来オレが真由香の部屋にいくとすぐさま、
磁石のようにくっついてハグからのキス。
真由香は、とにかくイチャイチャ好きだった。
デートは、たまに外でもする。
しかし、お家デートが一番いい。
真由香は、そう言います。
だっていつでもチュ〜ができるから♡とね♡
チュ〜♡♡ギュ〜♡♡
おしまい♡
幼馴染とのとある夏の出来事 猫の集会 @2066-
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