第40話 これから 作業中

 文化祭まで後二日。

 僕は家の玄関を開け、外に出た。

 すると心地よい風が吹き、眼下に広がる昼過ぎの明るい陽の光に照らされた街が僕とレアンを出迎えてくれた。

 僕たちは昼の暖かい雰囲気に包まれた街を歩いて目的の場所へと向かった。

 レアンに残された時間は彼の感覚によると後二日持つか、持たないからしい。

 そこで僕たち音楽部はレアンの最後の時はみんなで再び一緒に過ごす時間にして、アリスさんのおばあさんの家をお借りして一日過ごすことに決めていた。

 そのために今、僕とレアンはアリスさんの家へと向かって歩いているのだが、どうやら家を出る時間が思ったより早かったようで約束の時間よりも早くアリスさんの家へ着いてしまいそうだった。

「あ、アリスさん」

 そんな時、僕は公園のベンチに一人座っているアリスさんを見かけた。

 僕とレアンはアリスさんの元へ歩いた。

 秋色の木々や草に彩られた公園には遊具や砂場、ボール遊び等で遊んでいる子供達やそれを見守っている大人達、散歩している高齢の方等様々な人たちがいた。

「アリスさん」

 レアンがアリスさんに声をかけ、僕も軽く頷いた。

「あっ、レアンくん、ノアルくん」

 アリスさんは最初少しびっくりしていたが「どうぞ、どうぞ」と快く僕たちを迎えてくれた。

 僕たちはアリスさんの座っている三、四人程度座れる長椅子に座った。

「アリスさんはここで何してたんだ?」

 レアンが尋ねた。

「妹と遊びに来てて。向こうに居るのが私の妹」

 アリスさんはある方向を手で差した。

 そこには一人で黙々と砂場の砂や落ちてる木の枝などで何かを作っている女の子がいた。

「集中してるみたい」

 アリスさんは微笑ましそうだった。

 でも僕はあの子の事を何故か知っているような気がした。

 どこかで見たことがあるような気がするのに、もどかしい。

「私もさっきまで一緒に遊んでたんだけど、今はちょっと休憩中」

 アリスさんは苦笑しながらそう言った。

「じゃあオレが交代で妹さんと遊んでも良い?」

 レアンはアリスさんに軽く和ませた微笑みを浮かべてそう言った。

「良いの?」

「もちろん!」

 レアンはアリスさんの問に頷いた。

「ありがとう!」

 レアンはアリスさんの妹さんの元に向かった。

 妹さんの元に着くとレアンは妹さんに穏やかに話しかけて、僕たちの方を手で指した。

 おそらくアリスさんの友達だと伝えているようだった。

 僕とアリスさんは手を振って答え、それに妹さんとレアンも手を振って返してくれた。

 それからは妹さんが主体でレアンは見守り、時折補助するような形で和やかに二人で遊んでいるようだった。

「平和だね。良かった」

 アリスさんは眼前に広がる公園の平和な景色を穏やかそうに見ていた。

 レアンの夢で見た未来の景色は凄惨なものが多かったから、今こうして平和な景色を見れていることが幸せな事だと僕も思った。

「そういえばシンヤ博士とシェイラ博士も今、凄く大変みたいだけど、前向きに頑張ってるみたいだよ」

 アリスさんはレアンと妹さんの方から僕の方を向いてそう言った。

 僕がリアラインだったもう一人のボクと一つになってから、もう数日の時がたつ。

 あの一連の出来事をシンヤ博士は政府や世間にもう一人のノアル、彼が用意した筋書き道理に説明したらしい。

 だからその後の事後処理はもうひとりの彼が残した筋書き道理におおよそなっている。

 政府としては非人道的な計画だと認知した上で協力していたことを追求され、公にされたくないらしい。

 そのためあの事件は大々的に世間に報道されたが真実はほとんど隠されている。

 それを喜んで良いのかは分からないが今回はそれが役に立った。

 とりあえず僕たちが一番喜ぶべきことなのは誰一人として死傷者が出ていなかったことだ。

 死傷者が出ていればもっと大事になっていた。

 博士達に対して会社、政府が一方的に責任を押し付けていた可能性もある。

 そうなればシンヤ博士達が危なかったかもしれない。

 そんなこともあるから本当に誰一人大きな怪我を追わず、死ななくくて良かった。

 シンヤ博士やシェイラ博士はもう一人のボクと約束した通り、また研究を続けるが今度は誰も犠牲にせずに、傷つけずに、人がより幸せになるためにタイムトラベルの研究も、他の研究も続けるのだそうだ。

 博士たちの会社の信用は今回の一連の件でがた落ちだがやはりシステムやロボットの需要は高く、何とかやっているのだそうだ。

 ふたりとも大変だが前を向いて頑張っている。

「だから私達も文化祭、頑張ろうね!」

「うん、頑張ろう!」

 僕も二人に負けないように頑張ろう。

 それから少し間をおいてアリスさんが尋ねた。

「ノアル君は何かこれからしたい事とか、やってみたい事とかある?」

「これからのこと?」

 僕が聞くとアリスさんは頷いた。

「ソフィアさんが戻ってきてくれて、これでみんな揃ったから」

 アリスさんの言う通り数日前、僕たちが文化祭のライブ演奏に向けて音楽部の教室で練習をしている時にソフィアさんは僕たちの元を訪れた。

 それからまずはソフィアさんとアリスさんの二人だけで色々じっくりと話をした。

 その後にソフィアさんは僕たちとも話しをして、音楽部に戻って来てくれたのだった。

 これで音楽部の仲間全員が揃い、音楽部がより賑やかになり活気づいた。

「私はみんなでノアルくんの創る曲を弾いてみたり、ミュージックビデオとかを撮って作ってみたりするのも面白そうだなと思って」

 これからの音楽部のことを考えるアリスさんは楽しそうだった。

「確かに、それも面白そうだね」

 僕がそう言うとアリスさんは嬉しそうに微笑んだ。

「ノアル君はこれから何かしたい事とかある?」

 直ぐには答えられなかったけど、何となく浮かんできた。

「具体的に何がしたいのかはまだ思いつかないけど、僕はみんなと楽しく過ごせたら良い、かな」

 でもやっぱりこれ、答えになっていないような気がしてきた。

「これからできる限りの時間を楽しんで、大切に出来るようにしたい。みんなでいる時も一人でいる時も、どんな時も」

 アリスさんは頷いて聞いてくれていた。

「ごめん、あまり答えになってないかも」

 僕は結局抽象的なことしか答えられなかったがアリスさんは首を横に振った。

「ううん、それ大事だと思う」

 アリスさんはそう言って肯定してくれた。

「これからきっとノアル君には楽しい事がいっぱい訪れると思うよ。時には辛い事もあるかもしれないけど、ノアルくんならそれを受け入れて生きていくことも出来ると思う」

 そう言ってもらえるとありがたい。

「ありがとう、アリスさん」

 でもまずは辛い事、レアンとの別れが来る。

 レアンがいなくなった後、僕はちゃんとやっていけるだろうか?

 また独りになってしまわないようにしないと、そうなってしまったらもう耐えられないかも知れない。

 でもやっぱりレアンに消えてほしくない。寂しい、怖い。

 だめだ。少しはマシになったと思ったのに、またこれだ。はぁ、もう。

「どうしよう」

「どうしよう?」

 やばっ、声に出てた。

「あ、いや、何でも……」

 「「ない」」と言いかけたが、でもやっぱり頼りたい。この不安な気持ちを話してみたい。

「レアンがいなくなったら、寂しいなって思って」

 僕は具体的に自分の不安な気持ちを言ったわけじゃないが、アリスさんはなんとなく僕の気持ちを察してくれたようで、大きく二回頷くとアリスさんはしばらく何かを考えてくれていた。

「良かったら家に来て!」

 アリスさんは不意に僕に向かってそう言った。

 顔にはあまり出てないはずだけど内心驚いてた。予想外の答えが返って気たからだ。

「辛い時や苦しい時、寂しい時、全然なんでも無い時でも、気が向いた時でも良いの。その時はもし良かったら私の家に来て! 一緒にご飯食べて、お話ししよう! 私はいつでも歓迎だから、私の家族もきっと歓迎するよ!」

 アリスさんのその言葉で僕にはまた暖かい人々が迎えてくれる暖かい居場所が出来た様な気がした。

 その居場所は僕も昔はこうして僕の家族と一緒に過ごしてていたということを思い出してしまって最初は寂しい気持ちにもなるかもしれないけど、それでもその空間は穏やかな暖かさに満ち溢れていて、僕の心をも優しい光で包み込んでくれるような気がする。

 そんな居場所があるだけで人は頑張って生きていける。

 そっか、僕はずっとこんな居場所を求めていたんだ。それなら僕もアリスさんやみんなにとっての心許せる人になって、居場所になれたら良いな。

 そんな事を思っていると、アリスさんがハッとしたような表情になった。それから彼女の顔がみるみる赤らんで言った。

 その理由になんとなく僕も気づき、自分の顔も赤くなっていくのを感じた。

「ありがとう、アリスさん。でも良いの?」と僕が何とか彼女にお礼を言った後聞くと、彼女も「うん。いつでも、待ってるから」と何とか返してくれた。

 それにしてもまた救われてしまった。本当にアリスさんは凄い人だ。いつか何か返せると良いけど、こんなに大きな恩を返せるのかな。

「あ、そろそろ時間だね」

 アリスさんは公園にある時計を見てそう言った。

「エリィ、帰るよ」

「!」

 アリスさんが妹さんの名前を呼んで、僕はアリスさんの妹さんが誰なのかをようやく思い出した。

 その間にアリスさんの妹さん、エリィちゃんとレアンは公園にある水道水で手を洗い終え、エリィちゃんはこちらへ向かって走ってきており、その後ろからレアンが歩いて来ていた。

 その時エリィちゃんの横の方からエリィちゃんの進行方向へと向かって同じ様に走って来ている女の子の姿が見えた。

「あ、危ない!」

 アリスさんもその事に気づいてエリィちゃんともう一人の女の子に呼びかけた。

 ただレアンは僕たちが気づくより少し先にその事に気づいていた。

 レアンは素早く二人の間に入る。そして衝撃を吸収するように二人を優しく受け止めた。

 僕とアリスさんも急いでレアンたちの元へと向かった。

「大丈夫か? 怪我はないか?」

 僕たちがちょうどたどり着いた時、レアンは二人の様子を気にかけていた。

 女の子二人はお互いびっくりしていたが、うんと頷いてはくれた。

 幸い二人に怪我は無さそうで、とりあえず良かった。

「そのペンダントは……」

 レアンは僕も見覚えのあるそれを見てびっくりしたように呟いた。

 エリィちゃんとぶつかりそうになった女の子は小さな赤いペンダントを首からぶら下げていた。

「これ? お母さんに誕生日に買ってもらったの」

 女の子は嬉しそうに赤いペンダントを僕たちに見せてくれた。

 そうだ、思い出した。

 この子達はレアンのいた未来の世界のエリィ姉さんとエマちゃんのお母さんだ。

 そして……

 僕は思わずレアンの方を見た。

 彼は安心したような表情で見守るように楽しそうに話すエリィちゃんとニナちゃん、そしてアリスさんを見ていた。

 レアンはそんな僕の視線に気づくとただ静かに頷いた。

 おそらくレアンはもう記憶が戻っていて二人のことを知っていたのだろう。

 これまでずっと彼のお母さんに会えていたということも。

 レアンが幼い頃に亡くなったため顔も覚えられなかった、エリィちゃんのお姉さんで彼のお母さんのアリスさんとこの世界で会えたのだ。

「かわいいね、ペンダント」

 エリィちゃんも興味津々にペンダントを見ている。

「あ、ありがと」

 未来のエマちゃんのお母さんであり、エリィちゃんとぶつかりそうになった女の子は嬉しそうに微笑んだ。

 その間に女の子のお母さんも来た。

 そのお母さんも二人の具合を伺った後「すみません、ウチの娘が」と謝ってくれた。

「いえいえこちらこそ、すみません」

 アリスさんも向こうの親御さんに謝った。

「エリィ、周りはちゃんと見てね」

「あなたもよ」

 アリスさんと女の子のお母さんは少し厳しさも含んだ優しい口調で注意した。

「ごめんなさい」

 エリィちゃんと女の子はアリスさんとお母さんに、それからお互いに謝った。

 それからお母さんとアリスさんは二人の女の子がぶつかるのを阻止し、受け止めてくれたレアンにお礼を言って、エリィちゃんと女の子もレアンにお礼を言った。

 レアンは「大丈夫ですよ」と笑っていた。

 良かった、とりあえず本当に良かった。

 レアンが前の世界の未来で失った大切な人たちにこの世界で会うことが出来て。

 これからの世界がどうなるのかは分からないけど今のところ僕には大切な人たちがいて、その人達も僕の事を受け入れてくれている。

 未来で犠牲になった人たちも今この公園にいる人達もこの世界でならきっと平和に平穏に暮らしていけるはずだ。

 それから少しの間僕たちは女の子とそのお母さんと話し、その後その二人と別れて公園を出て、四人でアリスさんの家へと向かった。


 アリスさんの家が見えてくると、その前で集まっている音楽部のみんなとアリスさんのご家族の姿も見えた。

 みんなとアリスさんのご家族も僕とレアンに気づき、僕たちを迎えてくれた。

 その中にはもちろんソフィアさんの姿もあって、ちょうど皆も今たどり着いたようだった。

 これでみんな揃った。

 僕たちはアリスさんの家の中に入れてもらって、例の隠し部屋を通り、隠し床扉の前にたどり着いた。

 そしてアリスさんが隠し床扉を開けた。

「ありがとうございます」「行ってきます」

 僕たちはアリスさんのご家族の方々に挨拶をして床扉の中の階段を降りていった。

 その間ご家族の方々も僕たちを見送ってくれた。

 最後尾の僕とレアンとアリスさんも階段を降りようとした時、レアンはエリィちゃんに向かって優しく「またね」と声をかけた。

 するとエリィちゃんも頷いて「またね」と笑顔で返してくれた。

 そんな様子を僕とアリスさんとそのご家族が微笑ましく見守っていた。

 こうして僕たちはアリスさんの家を後にして地下廃墟都市に入っていった。

「ここを通るの久しぶりだな」

 そう地下都市に入って呟いたのはソフィアさんだった。

 そっか、ソフィアさんはアリスさんの幼馴染だからここを通った事もあるのか。

 僕たちは他愛もない話をしながら地下廃墟都市をゆっくり進み、トンネルへと出た。

 そして一帯の穏やかな景色を眺められるトンネルの出口を出て更に草原の中の一本道を歩いた。

 それからアリスさんのおばあさんの家に着くと僕はみんなと一緒に楽しいひと時を過ごした。

 昼ご飯は近くの街で美味しいステーキを食べて、家でトランプやゲームをして遊んだ。

 そして最後はオーロラを見たあの丘に今度はみんなで訪れた。

 僕たちはここら一体の景色を見下ろせる丘の上についた。

「ついに明日だね文化祭。緊張するけどでも楽しみだ」

 エディはそう言った。

「あぁ、後はもう全力で楽しむだけだな」

 続けてヒロもそう言った。

「オレも楽しみにしてるよ。みんなの演奏を最後まで聞けるかは分からないけど。でも楽しみにしてる」

 レアンはそう言った。

「なら最初から最高のライブにしないとな」

 アルフがそう答えた。

「うん、最高のライブにしよう! 見に来てくれる人にとっても、私達にとっても、レアンくんにとっても」

 アリスさんもそう言った。

「みんなで楽しもう」

 僕もみんなに、レアンにそう言った。

 ここに居るレアン、アリスさん、レイラさん、アルフ、ヒロ、エディ、シェイラさん、そして僕も明日の文化祭、全力でやって全力で楽しむという思いは同じようだった。

 僕たちはこの壮大な景色が見渡せる丘で、明日の約束を交わした。



 そして今、僕たちは文化祭の舞台でその約束を果たすため自分たちに出来る全力で楽しみながら曲を奏でていた。

 僕達、音楽部がいるステージからは客席に座っている大勢の生徒やその保護者達を見渡せ、その最後部にレアン、レイラさん、そしてソフィアさんの姿がある。

 曲が佳境に入る。

 会場の盛り上がりも最高潮に達した。

 曲を奏でる僕たちもその曲を聞いてくれるみんなも一つになって楽しんでいる。

 良かった。

 この場で音楽部のみんなと会場にいるみんなとライブをすることが出来て、本当に良かった。

 曲の演奏が終わった。

 会場から歓声と惜しみない拍手が送られてきた。

 その称賛に音楽部のみんなも感動、感激していた。

「ありがとうとざいました!」

 アリスさんがお礼を伝え、音楽部のみんなも手を振ったりして答えていた。

 そんな時、僕は会場の一番最後部にいるレアンと目があった。

 彼の姿はもうひとりのボクと同じように周りに光の粒が溢れ、薄くなっていた。

 レアンはこちらに向かって手を振ってくれていた。

 僕も彼に手を振り返しながら、レアンと家の前で話したことを思い出した。

「どうだった? オレが来てからこれまでのこと」

 レアンはみんなと過ごした後の帰り、家の前で僕に尋ねた。

「大変だったけど楽しかったよ。レアンに会えて本当に良かった。レアンが来てくれたおかげで僕はみんなに会うことが出来て、この世界に居場所があるってことを知る事が出来たから」

「だからやっぱり楽しかったな」

 僕はレアンにそう答えた。

「そっか、それなら良かった」

 レアンは微笑んでそう言った。

「そういうレアンはどうだった?」

 僕もレアンに同じことを尋ねた。

「俺も楽しかったよ。みんなに会えて、平和な世界を見れて、オレの世界のみんなの希望も叶えることができたから」

「この時代に、この世界に来て良かった」

 そうレアンは答え、最後に

「だからありがとな、ノアル」

と言ってレアンは幸せそうに笑っていた。

 それは僕も同じだ。


「ありがとう」


 僕は会場の最後尾にいる今にも消えてしまいそうなレアンに向かってそう伝えた。

 するとレアンは僕の伝えた言葉を解ってくれたのか満足気に微笑んでくれた。

 そして彼は淡い光の粒となって人知れず消えたのだった。

「またね、レアン」

「またな、ノアル」

 僕が彼に別れを告げると、彼の別れを告げる声も何処からか聞こえた様な気がした。


ーー完ーー

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リアライン 楠木 創也 (クスノキ ソウヤ) @souyakusunoki

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