世界最強の変態じじぃ♡エッチな冒険譚 〜エロいことをすれば強くなる〜

@simassima

第1話 楽園への道のり

「わしはのぉ〜実はめちゃくちゃ強いんじゃ…」

「はぁ…」

「わしが冒険者登録をしてSランクだったらエロいことしてくれんかのぉ…」

「わかりました。服を全部脱いで踊ってあげますよ」


可愛らしいツンツンとした印象の可憐な少女からは言葉の爆弾が投下されたのであった。顔が卑猥なじじぃは急に真剣な目つきになり、水晶に手を触れた。

ピカーんと光った水晶に映し出されていたのは、デカデカとしたSという文字。ギルド内の視線はたちまちじじぃに、いや、全裸になって踊らなくてはならなくなった受付嬢に向けられていた。


受付嬢は顔をあからめてプルプルと震えながら発狂した。それはそれは美しい顔が涙で滲んでいく様を、皆は一生忘れる事ができないだろう。


「くそぉおおおおおおおお!!!!」




事の始まりは今朝、森に住んでいるじじぃは朝の散歩をしていると、何やらガラガラと音を立ててこちらに向かってくるではありませんか。暫くすると音の正体が近づいてきて、それが馬車であることを確認できた。なんだ馬車か、そう思ったじじぃは通り過ぎようとしたが、不自然に音が止まったのである。


なんじゃ。車輪でも破損したのかのう…そう思ったじじぃは水滴のついた草をかき分け、舗装されている道ではない、草の生い茂った場所から近づき、横から顔を出した。その時は草についていた水滴が服に移り、体が湿っていた。


「金を出せ。もしくは王女を差し出せば解放してやんよ」


盗賊がそう脅していたのだ。盗賊は団体で、年端もいかぬ少女の集まりだった。そんな歳で人を脅さねば生きていけないほど追い詰められているというのか。じじぃは悲しくなった。あぁ、何か力になれれば…そうだ!エッチなことをして気持ちよくしてやろう。


そう結論を出すと、盗賊たちを不意打ちで襲い掛かった。当然のように体を謎の力で拘束して、一番近くにいた一際美しい少女の耳に自分の粘膜を押し付けた。


「くそ、何をしている!体がうごかねぇ」


まずは耳の周りから、「つー」となぞるように舐めていった。次第に少女の声は大きくなり、ハァハァと息が乱れてきたところで自分の舌を奥へと捩じ込んだ。


「あぁ〜ん」


力が抜けたような声を出した少女は、腰が抜けたのかしゃがみ込んでしまった。それを追いかけるように上下に動く舌は、耳へと再び接近して行った。じじぃは湿った服を少女に押し付けた。まるでダイオウイカが巨大船を撫で回し、弄ぶかのような激闘がそこにはあった。船はただ耐えることしかできない。渦に巻き込まれ停止を余儀なくされた船はただひたすらダイオウイカの機嫌を取ることしかできないのだ。


少女は瞳に涙を浮かべ、目の焦点が次第に中央へと寄っていく。周りの盗賊達は、震えてただ自分の番が来るのをじっと待つことしか出来なかった。


1人、また1人と深い海の中に沈められていく少女は、腰をヒックヒックと痙攣させ、地面に横たわっていた。


「ふぅ、これでこの子らも気持ちいい体験ができたかの」

自信満々にそう呟く老人に近づいたのは馬車から降りた、王女であるタンツァ・ナ・マツィオンである。後ろには、青ざめプルプルと震えるメイドのような姿の者が見えた。


おそらくわしの優しさに感動しているのだろう。じじぃは誇らしげに胸を張った。


胸を撫で下ろしたような様子の王女は、タイミングを見計らうようにじじぃに声をかけると、若干涙声で礼を言われた。


「助かりました。これは取り敢えずのお御礼です。冒険者ですか?」

そう言い金貨を数枚手渡してくれた。じじぃは顔を横に振った。

「すまんのぉ、これだけあれば王都で少しの間暮らせるかもの。」


じじぃは嬉しくなり、王女にお礼のキスをしました。


王女はビクッと震えた後、ブルブルっと痙攣したように動き、涙目で馬車に戻った。

と思ったら馬車からひょこっと顔を出し、「おじさま、冒険者登録をなされてはいかがです?」と言ってきたので、それもありか。と思い王都で冒険者登録をすることになったのであった。


変態じじぃの冒険は、今、ここから始まる。

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