間奏~登場人物紹介等~
本章では、登場人物紹介や様々な設定について記載してまいります。
【登場人物紹介】
◎
主人公。物語のスタート時、高校1年A組。ピアノをこよなく愛する少女。
幼稚園の頃からピアノを習っていたが、中学受験を機に一時中断、中学入学後に再開するも、中2の途中でコンクールへの出場を機にピアノを辞めてしまう。
しかしながら、高1の秋に校内の合唱コンクールでピアノ伴奏を務めざるを得ない状況となり、ピアノを再開することに。それを機に、再びピアノと向き合う日々が始まったところであった。
中学2年までは、自身のテクニックにかなり自信を持っていたが、2年のブランクを経て、自慢のテクニックが大幅に失われていたことにショックを受けている。
手の指でコサックダンスを踊ることができる。女性としては決して手の大きさは小さい方ではないため、「あたしが難しい曲を弾けないのは単なる才能と努力の不足」と評している。
「ピアノが上手な子」というイメージが先行しているのと、かなり謙虚な性格であるため、実は学業成績が良いことは周囲にあまり知られていない。
(基本的に)運動音痴、調理実習は味見担当、音楽に関しても、歌はとても苦手でかなりの音痴。本人曰く「喉が不器用なタイプの音痴」。
人の顔と名前を覚えるのも少々苦手で、ピアノの先生を依頼されるまで、桜木くんのことは存在すら認知していなかった。
あだ名は「ハイチュウ」、「美織」。
得意な作曲家はベートーヴェン。
○
物語のスタート時、高校1年C組。美織に「ベートーヴェンの悲愴ソナタを教えてほしい」と頼み込む。美織がどうしてあたしに依頼したのか、と訊いたところ「同じクラスの村松さんに断られたから」と言い放つ。
入学時の成績が良く、当初は特待生だったが、現在は特待生を外れている。勉強、運動、音楽いずれもそこそこ器用にこなすことができるマルチプレーヤー。
美織に対しては「ピアノの師匠」としてかなり丁寧な態度を心がけているが、通常時は決して慇懃なタイプではない。
どこか飄々としていてつかみどころがないタイプ。美織以上に自己開示をしないため、何を考えているのか分からないと評されがち。
○
物語のスタート時、高校1年C組。桜木くんと同じクラス。ピアノがとても得意で、中学3年時に、全国最大規模の学生向け音楽コンクールのピアノ部門で入選(出場者の中では最高位)を果たしている。
物心つく前からピアノの英才教育を受けており、家にはグランドピアノが置いてある。中学1年生の頃、当時同じクラスだった美織と話をするまで、ピアノを習っている子の家には必ずグランドピアノが置いてあるものだと勘違いをしていた。
たまに常識がない面もあるものの、基本的には素直で真面目、そして優しい。美織曰く、「かなり女の子らしい、可愛らしい性格、ついでに美少女」。一方で、極度の完璧主義な面を備えており、そのことが時に周囲の反感を買う原因となってしまう。
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