第6話

「このローブはデーヴァ教団の物!」

「あのテロリストの?

 でも、この人はそうは見えない。」

とりあえず、このローブの人が起きるのを待った。


「彼は傭兵になりたてだ。

 本物のテロリストに会ったなら

 彼のほうが殺されていた。

 ここは私に任せてくれ」

「ここはあなたの顔を立てますが、

 弾圧強化派の末席である。

 私の立場も考えてください。」

リチャードさんと騎士団の人が話してる。


今はデーヴァ教団はテロリストに堕ちた。

一度は先王の時代に差別から

解放されたと聞くが、結局差別時代に逆戻り

政治勢力的に弾圧強化派が強い勢力を握ってる。


「むやみに捕虜を傷つけたら話を聞いてくれなくなるでしょ。

 潜入してるこっちの兵の話では、現在の方針についていけず

 こっちに帰順従ってる人も多い。」


「現王クロウ様は、かなり奴らを嫌っていると聞きましたが。」


「同じ弾圧強化派でも僕は手ぬるいと思われてるくらいですしね。」


そこで、捕虜の人がこっちに気づく


「もう彼奴等とは縁を切りました

 痛いことはしないで。」


「いや、まだ何もしてないし

 こっちは話を聞きたいだけ。」


「今回のことはゼナス司教とスロープ伯爵の謀

 私は止めようとして魔法をぶつけられました。」


こっちは事情までは知らないのだが

聞いてもないことをペラペラ話してる以上

奴らとの関係は冷めきってると見ていいだろう。


というかゼナス司教とスロープ伯爵って誰?




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

迷宮の眷属 @kazuocall

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る