はじっこのわくせい

もちっぱち

たいようけいのわくせい



なんで ぼくだけ 

なかまはずれに なるのか



たいようけいの わくせいとして

えらばれて ずっと すごしてきた


なぜか わからないが

ぼくだけ のけものに された



ぼくは めいおうせい


まわりに いた わくせいと

サイズが おなじ だった ため

わくせい メンバーから はずされた



しょき メンバーは

すいせい きんせい ちきゅう かせい

もくせい どせい てんのうせい 

かいおうせい そして めいおうせいの

9この はずだった



いつからか それが ぼくいがいの

8こ となった


ずっとずっと なかまだと 

おもっていたのに

ぼくは しゅうだんの なかから

ひとりだけ メンバーから

ピンッと はじかれる


どうして はじっこの ぼくなんだ


たいようだって はじっこ だ


ちいさいも おおきいも ないじゃないか


おなじほしで あることには かわりない




たいよう なんか いなくなれば いい


ずっと ひかりつづけて ずるいから



ぼくだって かがやきたいのに

たいよう ばかり ちょうほう される


イライラが つのる



めいおうせいの ちかくを 

とんでいた ユーフォーが はなしだす



やっぱり まわりの ほしと くらべると 

めいおうせいは とくべつに きれいだな




おおきさが おなじでも 

うちがわから ひかるものが 

あるんだと かくしんした



めいおうせいの イライラが やわらいだ



ぼく めいおうせいで よかったんだ




【おしまい】

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

はじっこのわくせい もちっぱち @mochippachi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ