応援コメント

エピローグ」への応援コメント

  • 楽しく読ませていただきました。羅針盤の声の主は何か?というセントラル・クエスチョンで終盤まで一気に引っ張る手法はお見事としか言い様がありません。伏線回収もなかなかのものでした。

    この話はオカルト的な冥界が登場しますが、実は僕も今執筆中の作品で死後の世界の量子情報理論的な解釈を展開…しようと思っているのですが、さすがに児童文学でそれをやるのはムチャだなぁ…しかも「死は存在しない」って本の存在を知って、うわカブっちまったぞ…と頭を抱えているところです…

    いずれにせよ死は万人が(今のところ)逃れられない普遍的なテーマで、でもそれを決して冷たく描くことなく児童文学として成立するように仕上げられたのは、やはり主人公のキャラクターによるところも大きかったような気がします。

    最終候補に選ばれるようにお祈りしております!

    作者からの返信

    読了いただきありがとうございます!

    セントラルクエスチョン!まさに、今回はこういう脚本術の訓練として書いていた面もあるので言及いただいてありがたいです。

    オカルトと化学の融合は個人的にすごく好物なのでぜひそういう作品を書いて欲しいです。
    児童書として書くのは凄まじく難しそうですが笑

    死というテーマを扱うにあたってなるべく暗くならないようにしたのがどうなるか…最終選考まで残ったらもう何も思い残したことはない…という感じです。

  • ですよねえ、自由研究 新たに考えないといけませんね(^_^;)
    普通のトランシーバーの構造について説明でもするのかな??

    冥界の話が出てきたあたりの後半から特に面白くて一気読みしてしまいました!
    久しぶりに 童心に帰って楽しませていただきました。 ありがとうございます!

    作者からの返信

    読了いただきありがとうございます!

    中盤あたりでトランシーバーの正体を見破られたときはまずい……と内心冷や汗でしたが、最後まで楽しんでいただけて良かったです。

    完全などんでん返しは児童文庫ではあまり推奨されていないかなぁと思ったので、多少ヒントを出しつつの展開でしたが、コメントでガッツリ指摘されたのは綾森れんさんが初めてでした。

    後半の冥界パートや伏線回収を前提として構成だったので、評価いただいて嬉しいです!
    今後の課題は右肩上がりに面白くしつつ、前半でもしっかり続きを気にならせるってところですね……

    他の応援コメントについても小躍りしながら読んでました笑!

  • 全体的にやさしい雰囲気のお話でした。

    主人公の日向が快活だけど嫌味がなくて、好感が持てました。個人的には心理描写が深いほうが好みだけど、エンタメとしての主人公ならこのくらいでよさそうですね。
    多少つまづくことはあっても立ち直りが早いので、ストレスをためずにぐいぐいと物語を引っ張ってくれました。

    相棒が弟という点については、「児童書」としてはアリだけど、「児童文庫」としての需要はどうだろうと感じました。私だったら欲張って、幼なじみの男の子を相棒にしたくなってきます(恋愛脳)。
    恋愛よりも家族愛の方向性に舵を切って、ホームドラマの側面を押し出したんだろうなと思いました。
    祖母の死を悲しむ母と弟からスタートするので、作品としてのテーマ性を考えればそれでよかったと思います。

    自由研究で、子どもだけで取材を重ねる冒険が楽しかったです。両親や羅針盤さんも見守っていて、セーフティ圏内の冒険かと思いきや、終盤で突き抜けてくれました。親の手が届かない場所へ。踏み込んだときにはゾクゾクしました。

    「ちゃんと悲しむ」というメッセージ性には考えさせるものがありました。私も身内を亡くしたばかりで、そういう気持ちって大切ですね。忘れないように。
    「かけがけのない悲しさ」という言葉遣いが素敵です。

    話の構成がお上手で、とても勉強になりました!
    オチも見事で、面白かったです!

    作者からの返信

    皆かしこさん!読了いただきありがとうございます!

    主人公の性格は意識的に快活にして、シリアスになりすぎないようにしようと心がけていたので評価いただき嬉しいです!

    相棒が弟、というのは本当にそうなんですよね!
    児童文庫で恋愛要素はほぼ必須に近いと理解しつつも、「今の私には書けねえ……」と挫折してしまいました。結果的に家族愛の話としてまとまりはしたのですが、人間関係の広がりに欠けてしまった印象なので、ここは改善点ですね。

    全体的に、ミステリーというジャンルに引っ張られて、アクション要素が不足してしまったので、皆かしこさんの「ダイブイン!」は勉強になりました。

    伝えたいメッセージとエンタメとしての楽しさのバランスは本当に難しい……

  • 拝読いたしました。

    主人公の視点を通して家族の死という仄暗い話題を重すぎず、かといって軽すぎもしない良い案配で描かれた作品と感じました。

    作中後半の描写からは「死」や「冥界」について迫りくる脅威ではなく、日常のすぐそばに寄り添うもの、という印象を読んでいるうちにもちました。自分の作風が真逆なのも相まって、新鮮な気持ちになっています。作者様の優しさが作品に現れているのかなと勝手に思っています。

    そして、とても悔しく思ったのが重要アイテムが「トランシーバー」ということ。
    「そうだ!今はレトロブーム真っ最中じゃないか!」と同じ視点と発想に至らなかったことに唇を噛みしめるばかりです。

    作者からの返信

    読了いただきありがとうございます!

    誰もがいつか体験する死というイベントへのショックを少しでも軽くしたいなあ、という気持ちが根幹にあったので評価いただけて嬉しいです。

    優しさを一つのキーワードとして意識しつつ、やはり児童書という点を考えると『リボルバー花子さん』のようなハラハラするアクションシーンにすごく憧れがあります。
    今後はそのあたりも意識して書きたいです。

    トランシーバーはちょっとした思いつきだったのですが、確かに最近のレトロブームに合致してたかも……

  • キツネちゃんや儀式の少女、トランシーバーの声の主など、最後で全てが繋がる瞬間に「あー!」と心の中で叫んでしまいました。

    他にも、学くんのシーン、コロナ禍でさよならすらできないまま祖母が旅立ってしまった私には感情移入不可避でした。だからこそ亡くなった人たちが「めいかい」で楽しくお祭りをしているという設定が大好きです。

    つばさ文庫のメインの読者層は小学校中学年から中学生、つまり生まれて初めて「物心がついた状態で祖父母などの身内を亡くす」経験をする子供達も多いはず。そんな子達に届いてほしい、素敵な作品でした。

    作者からの返信

    一気に読んでいただきありがとうございます!

    「人が亡くなる」という出来事に対して少しでも救いになるような物語を書きたいと思っていたので、このような感想は作者冥利に尽きます。

    読者層へのアプローチとして、人の生死を扱うのは少し重いかもと思いつつ、それでもやはり死別というのは年齢に関係なく訪れるものなので、このテーマを選んでよかったと思いました。

  • 面白かったです!
    特に後半の源一郎さんが登場してからが話の展開スピードが早くなった気がします。
    全体的に完成度が高くて、すごいなあと素直に感心しております✨
    いろいろと複雑な糸が絡んで最後に終結するところは、お見事でした。
    内容が少し難しそうですが、高学年向けとして充分読める気もします。
    秘密や謎をいくつか残している部分も特に気になりませんでした。
    むしろ余韻を感じられて良かったです。

    稲荷神社は、よく聞きますが、糸を使ってキツネの形に〜という部分は、創作ですよね?
    とても自然でリアルにありそうな設定が良いと思いました😊

    タイトルの「めいかい」をひらがなで書いているのが、最後に効いてきますね!
    うんうん。
    最初は、アカツキ探偵のセリフのことかと思いましたが、なるほど〜!

    えらそうにすみません💦
    がんばってください♪(*ノ>ᴗ<)

    作者からの返信

    読了ありがとうございます!

    映画にしろ小説にテンポ感はめちゃくちゃ大事だな~と最近改めて思ったので、今後書く時は特に大事にしていきたいですね。
    めいかいトランシーバーも前半からスピードを上げたかったと思いつつ、フリに当たる部分だからじっくりやるべきかな?と悩んでいたのを思い出しました。

    内容の塩梅も難しいですよね。過去の受賞作と比べると、どうしても小難しさがあるような気がしていて……。いやぁ、児童書は奥が深いです。

    糸をつかってキツネの形に、というのは一応創作部分です。ただ、糸で囲んだ外と内がハレとケになる云々というのは大学の頃に受けた空間なんちゃら学?の講義が元ネタになっています。
    専攻となんら関係のない講義が意外なところで役に立ちました笑。

    タイトルも我ながらそこそこうまいこと付けられたかな?と思っていたので、お褒め頂いてうれしいです!

  • とてもいいお話でした!!

    作者からの返信

    読了いただきありがとうございます!