第3話 入部①
この、桜第一高等学校に入学してから1週間が経ったある日の事。
「うーむ…」僕は部活の事を考えていた。
「どうしたのですか?」咲夜さんの声が聞こえた。
「あっ部活どうしようかなーって咲夜さんは何か入るの?」
「私はアルバイトに専念します。でもこの高校色々な部活が豊かにあって楽しいらしいですよ。」
なるほどそれはいい情報を聞いた。運動はまぁ平均並みになんでも出来る方だが正直、めんどくさい。暑苦しいし、体力を使う。だからなるべく文化部が良いかなと思っていた所だ。
「へー咲夜さんはアルバイトかー…僕はなんか部活探そうかなー」「頑張って下さい!」という声と共に授業が始まる。
放課後——。「よーし…部活決めをしよう。」今は仮入部が可能。だから色々な所を周れる。他の人も同じ事をしているのかグルグルと人混んでいる。
「ねぇ君。もしかして入部先探してる?」と、女性の声が聞こえた。
「あ、はい。」と軽く言うと水泳部のマネージャーが話しかけてきた。
「君も我が水泳部に入らないか!?水泳はいいよ〜…あっ!もちろん水泳やってなくても気軽に!1から教えて上げる!」と目をキラキラさせ僕の手を掴む。
「は、はぁ…」運動部には入りたくないがこんな目で見られたら一応見に行く他ない。
「室内プールもあって、同じサイズの水着もあるとか..ちゃんと本格的なのかな..」と思いつつ、制服を脱ぐ。
「おーい。準備できた?」さっきのマネージャーが普通に男子更衣室に入ってきた。
「え!?ちょっここ男子更衣室ですよ!?」焦りつつまぁ一応水着はもう履ききっているから大丈夫だが。
「別に良いじゃーんもう履けてるし..!」心配な人だなと手を引っ張られる。「よし!まずは準備運動!」と、僕の後ろに着き、
「はい、開脚ー」と、大きな胸が背中にのしかかる。
「……///べ、別に押されなくたって自分で出来ますよ//」落ち着け。これはただの準備運動だ。冷静になり自分で準備運動を終える。「ちゃんと分かってるなんて凄いじゃん!水泳は出来る?」と、やけに顔が近い。「は、はい!」と4泳法を軽々とこなす。
「…す、凄〜い!!君!水泳部に入りなよ!!」
とても元気に手を繋がれる。「まぁ考えときます。」と、水泳部を後にしようとするが手を引っ張られ、「あのさ…良ければLINE交換してくれないかな…?」
というのでスマホを出しLINEを交換した。
「ヤッタ…あっ!ありがとね!入りたかったら私の連絡先に!」といい僕は水泳部を去った。
「いやぁ…どうしよう。あの人も優しそうだしなぁ。」と悩んでいる所に1つの教室を使っている部活を見る。—————
高校生になったら陰キャ女子に好かれた話 わっしょい @ygygyg
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。高校生になったら陰キャ女子に好かれた話の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます