第4話 悪魔は悪魔
「私はルナエラ。見ての通り悪魔です。あなたに選択肢を与えにきました」
アンリウムが地下牢から姿を消した前日、ストレチアの姿をしたシトルリーが地下牢から出たのを確認したルナエラは、シトルリーの監視を止め、アンリウムに話しかける。
シトルリーの監視を命じられたルナエラは、シトルリーがドミントの皮を被り天界に侵入し、ストレチアとしてアンリウムに会っていたことを陰ながら複雑な気持ちになりながら見守っていた。
ルナエラの主人はエリゴールであり、エリゴールがシトルリーに想いを寄せていることには当然気付いている。
そして、シトルリー様は異性に興味がない。そうルナエラは思っていた。
だからこそエリゴール様の気持ちに応えないのだと。
しかし、どう見てもシトルリーがアンリウムに恋心を抱いている光景を目にして、ルナエラはどうするべきか頭を悩ませた。
そして、ストレスから苛々を募らせていったルナエラは主人の為だと自身に言い聞かせて、勝手に行動に移すこととした。
「侵入者です!!」
アンリウムは大声で叫ぶ。
「無駄です。既にこの空間は私の支配下にあります。あなたの声は誰にも届きません」
ルナエラはエリゴールからいくつか貴重なアイテムを頂いており、結界を張っていた。
ただでさえ強力な結界を隠密に長けたルナエラが張ったことで、結界を突破することはもちろん、結界が張られたことにさえ気付く者はいない。
それがたとえシトルリーや天使長であっても。
「あなたに与えられた選択は2つ、ひとつはここで死ぬこと。もうひとつは魔界で働くこと。どちらか選んでください」
ルナエラはアンリウムに選択を迫る。
「急にそんなことを言われても意味がわかりません。それよりも、どうやって悪魔が天界に侵入したのか知りませんが、無事に帰れるとお思いですか?」
アンリウムは時間を稼ぐ為にも話を変えようとする。
「質問しているのは私で答えるのはあなたです。今ここで死ぬか、魔界で生きるか。このままではあなたは冤罪で処刑されるのですから、選択肢はないに等しいですけど、姿を見られたからにはこのままというわけにはいきません」
「…………わかりました。ただ、答える前に私を魔界に連れていこうとする理由を教えてください。聞かなければ決めることが出来ません」
「魔界で私の
実際には取り返しのつく選択をしたいだけのルナエラは、自身の都合の良い選択肢に向かって後押しするようにこの後の予定について話す。
「悪魔……になるのですか?」
アンリウムは聞き流すことの出来ない言葉に驚き聞き返す。
「天使でもいいですが、すぐに周りの悪魔に殺されてしまいますがいいのですか?天界でも悪魔が歩いていたら少なくとも捕まえはしますよね?」
ルナエラは当然のこととして話す。
「そう……ですね」
「では、決まりということで。主の下まで安全にお送りする為、しばらくの間眠ってもらいます」
ルナエラが説明した後、アンリウムは糸が切れたようにバタッと倒れる。
牢を力ずくで破ったルナエラはアンリウムをエリゴールの下に持ち帰った。
翌日、現場を訪れたシトルリーはほんの僅かではあるが、切断された牢の柵から闇の魔法の痕跡を見つける。
アンリウムが闇の魔法を使えることは知っているシトルリーだが、アンリウムの首には逃走防止の為に魔法の発動を阻害する魔導具が取り付けられていた。
首輪は専用の鍵がなければ外れることのない代物だとストレチアの記憶から知るシトルリーは、アンリウムが魔法を発動するには首輪を外すのではなく破壊する必要があると考える。
もしくは鍵を持っている者が協力したかだが、首輪の鍵を持っている者は牢の鍵も持っているだろう。牢の柵を切断する必要がない。
破壊した首輪をわざわざ持ち帰る必要はないことから、シトルリーはアンリウム以外の闇の魔法の使い手がアンリウムを連れ出したと結論付ける。
そして、そんな芸当が出来そうであり、アンリウムを連れ出す動機がありそうなルナエラの存在がシトルリーの脳裏に浮かぶ。
「ここに闇の魔法の痕跡が残っている。アンリウムも闇の魔法を扱えたが、魔法の発動を阻害する魔導具を首に付けていた。鍵を持っている者が協力し、隠蔽のためにわざと牢の鍵は使わずに柵を破壊したのでなければ、闇の魔法を使える協力者がいたと考えていいだろう。一応確認だが、鍵を持っている者は誰だ?」
シトルリーはストレチアとして対応する。
「それが、ストレチア様が来られる前に血まみれの状態で発見しましたので、すぐに治癒院に運びました。命に別状はありませんでしたが、鍵は全て持ち去られています」
惨状を発見した天使はストレチアに報告する。
「演技の可能性はあるか?」
「あれが演技であれば狂気の沙汰としか言いようがありません」
「であれば、アンリウムのように堕天した経歴があるなどして闇魔法を使えるようになった天界の住人か、悪魔が天界に侵入したかのどちらかだろう。人間の可能性も無くはないが、限りなくゼロに等しい」
シトルリーの中では、看守を殺さず鍵を奪っている時点で疑惑は確信に変わったが、そこまでは知らない程で話をする。
「天界に悪魔が侵入することが可能なのでしょうか?」
「何故魔界に天使兵を送ることはあっても悪魔が天界に攻めてこないのか考えたことはあるか?そして、一方的に攻めているはずの天界がいつまで経っても魔界を手に入れることが出来ないか。それは、天使と悪魔で力の差が開きすぎているからだ」
シトルリーはストレチアの記憶からではなく、シトルリー自身の知識として説明する。
「…………そうだと仮定して、それなら何故悪魔達は天界に攻めてこないのでしょうか?」
発見者の天使は認めたくない気持ちを押し殺してストレチアに尋ねる。
「協調性がないからだ。力の差があると言っても1人で天界に乗り込める程の悪魔は限られるはず。それに加えて、魔王は天界よりも他の魔王の動向の方を気にしているのだろう」
「つまり、今回はその数少ない悪魔がアンリウムを連れ出す為に侵入したと」
「そうだ。天使長であれば単身で魔界に乗り込んでも生きて帰ってこられるように、悪魔にもそういった存在がいて当然だ。それから、これはまだ公にはなっていない話ではあるが、天界と魔界を繋ぐ門の警備をしていたドミントという上級天使がしばらくの間無断欠勤していると私のところには報告が来ている。私の所を訪ねてきたのを最後に行方がわかっていないそうだ。残念なことではあるが、ドミントは敵の手に落ちたとみるしかあるまい」
シトルリーはドミントの死をなすりつけつつ、ルナエラの隠密能力を改めて高く評価する。
自身の能力に絶対の自信を持っているシトルリーではあるが、天使を1人連れた状態でバレずに天界から魔界まで帰ることが出来るとは言えない。
出来ないからこそ天界に入る時にはドミントを手に掛けているのだ。
「至急天使長様に報告し、判断を仰がなければ」
「一刻を争う事態になっている可能性もある。私はこのまま第6兵団を率いて魔界へと向かう。天使長様への報告は任せた」
シトルリーは地下牢を出て、第6兵団の団員を緊急招集し、説明をしながら魔界への門をくぐる。
「団長、どこに向かいますか?」
説明をざっくりと聞いた副団長はストレチアに尋ねる。
「アデスモスの城に向かう。アンリウムは地下牢に入れる前、2度アデスモスの支配する土地に向かっている。そこに手掛かりがあるはずだ」
「先日逃げ帰ることも許されずに3つもの兵団がなくなったばかりです。策も講じず進むのは危険過ぎます」
「連日仕事を任せて調べていたことだが、特級悪魔と指定されたシトルリーという悪魔はアデスモスの支配地から離れている。危険は承知だが、今を逃すことは出来ない」
シトルリーは嘘ではないことを言い、副団長の進言を退ける。
そして、アデスモスの城に進軍した第6兵団は武装した悪魔達と対峙する。
そこにシトルリーが指揮を任せたはずのエリゴールの姿はないが、悪魔達はある程度統率がとれている。
自由気ままで自分勝手な悪魔達が団体行動をしていることから、シトルリーは離れたところに指揮官がいると判断する。
「進め!日頃の訓練の成果を見せる時だ!」
シトルリーは突撃命令をだす。
シトルリーにとって、この戦いの勝敗はどうでもいい。
確認したいことがあったから、第6兵団とアデスモスの配下の悪魔を犠牲にしただけだ。
これまでのシトルリーが圧倒的な力によって一掃するだけの戦いとは違い、空から攻めている第6兵団の方に地の利があることもあって悪魔側に大きな損害を与えるが、第6兵団はシトルリーと副団長を残して地に落ちる。
「団長!私はあなたを見損ないました。このことは必ず天使長様に報告します。即時撤退だ!」
副団長は突撃命令後、自身は戦わず傍観し続け、撤退命令さえ出さないストレチアに暴言を吐き、撤退の指示を出して戦線からの離脱を始める。
「それは困るな。アデスモスの支配地には近付くべきではない。そう思わせる為に生きて天界に戻る者はいない方がいい」
「何を言っているのですか!?」
ストレチアの思いもしない言葉に副団長が叫ぶ。
「確認は済んだ。お前はもう用済みだ」
シトルリーは叫ぶ副団長のところまで飛んでいき、首を折って殺害する。
天使側はストレチアだけとなり、悪魔側からすれば追い討ちをかけるチャンスなわけだが、ストレチアに攻撃をする悪魔はいない。
これは副団長の首を団長であるはずのストレチアが折ったことによって悪魔達が攻撃するべきか戸惑っているわけではなく、ストレチアには攻撃するなと悪魔達が命令を受けていると、シトルリーは判断する。
その裏付けとして、激しく戦いが繰り広げられている間も、ストレチアに攻撃をする者は誰1人いなかった。
「ルナエラ!!近くにいるのはわかっている。姿を現せ。さもなくばあの時のようにここら一帯を吹き飛ばす」
シトルリーはストレチアの皮を被ったまま、ルナエラを呼ぶ。
シトルリーとルナエラは遠い昔に戦ったことがあり、その際は気配を完全に消したルナエラに対して、シトルリーが辺り一帯を巻き込む極大闇魔法を発動したことで決着がついている。
「ここに」
ルナエラはシトルリーの目の前に姿を現す。
空中にいる為実際には地に付けているわけではないが、片膝を付き頭を下げる姿勢をとっている。
「この身が我だとわかっているようだな。つまり、アンリウムを連れ去ったのも貴様だということだ。エリゴールのやつが拾ってやることにしたから見逃してやったが、まさかこんな手段で我に復讐をするとはな。エリゴールの姿がないのも、お前の仕業か?」
シトルリーはルナエラが以前に死ぬ寸前まで痛めつけられたことを根に持っての行動だと考え、威圧しながら問う。
流石にエリゴールがルナエラに殺されてはいないだろうとシトルリーは考えるが、騙されて指揮官の座を奪われている可能性はあってもおかしくない。
「確かに私が天使アンリウムを地下牢から連れ出しました。しかし、シトルリー様に復讐するなんて畏れ多い考えはありません」
「我に復讐する以外に、我に喧嘩を売るような真似をする理由が思いつかないな。言えるものなら説明してみろ」
「これも全ては主の為にと私が勝手に動いたこと。まずは本来の威厳ある姿に戻っていただき、主に会っていただけますでしょうか?罰を受ける覚悟は出来ております」
「つまらぬことなら望み通りその首を刎ねる」
シトルリーはルナエラに忠告した後、ストレチアの皮を脱いでルナエラと共にアデスモスの城に戻る。
「………………詳しく説明しろ」
エリゴールの私室に入ったシトルリーは、予想していなかった光景に絶句した後、ルナエラに説明を求める。
「計画して実行に移したのは私ですが、私の口から話せることはありません」
「……エリゴール、その姿は何のつもりだ?」
シトルリーは変わり果てたエリゴールの姿について問いただす。
「シトルリー様の伴侶にしていただく為に、シトルリー様の好む姿となりました」
エリゴールはアンリウムの姿でシトルリーに告白する。
シトルリーが皮を被って一時的に姿を変えていたのに対し、エリゴールは魂を移し変えており、その覚悟はシトルリーとは比べ物にならない。
「………………ふむ」
シトルリーは頭の整理が出来ないまま、誤魔化すように頷く。
「私を選んでくれるのですね」
エリゴールはシトルリーの頷きを承諾したと捉え喜ぶ。
「いや、今のはそういった意味ではない。返事は後として、まずは経緯を説明しろ」
「私がシトルリー様を一生愛すると誓った経緯でしょうか?」
「貴様が堕天使となった経緯だ。それから、そこの悪魔についても説明しろ」
「シトルリー様が好む体をルナエラが手に入れてきたので頂くことにした。それだけの話です。この者は元々のこの体の持ち主です。ルナエラがどうしてもというので生かしています」
シトルリーはエリゴールの説明に納得する。
エリゴールの行動は欲望に忠実に従ったという、悪魔としては何もおかしくない行動であり、エリゴールの気持ちにシトルリーが全く気付いていなかったというわけでもないからだ。
「とりあえず、そこの悪魔となった天使についてはどうでもいい。生かす必要も殺す必要もない。ルナエラの好きにしろ」
シトルリーは見た目の変わったアンリウムには興味を示さない。
「承知しました。何か仕事を与えておきます」
「それよりもエリゴール、貴様のことだ。確かに今の貴様は魅力的だ。初めからその姿で出会っていたなら我の方から手を出していただろう。しかしだ、今の貴様から我が感じるのは違和感の方が大きい」
「それは今だけです。すぐに慣れます」
「いや、貴様は貴様だ。慣れることはない」
「私の気持ちには応えてくれないということですか?」
エリゴールが悲しそうに、しかしどことなく嬉しそうに尋ねる。
こんな時でさえ、本心とは裏腹に悲惨なこの状況に興奮を抑えられていない。
「ルナエラ、エリゴールを元の体に戻せ。慎重な貴様のことだ。いつでも戻せるように保管しているだろ?」
「……わかりました」
ルナエラは残念そうに返事をする。
「それから挙式の準備だ。最近真っ白な神殿を見つけてな。周りが少しうるさそうではあるが、きっとエリゴールも気にいるだろう。盛大にいかなければな」
シトルリーは本気のエリゴールの気持ちに本気で応えることにする。
「承知しました!」
ルナエラは嬉しそうに返事をし、エリゴールは泣き崩れる。
「…………あのー、盛り上がっているところ申し訳ないのですが、必要ないなら私の体を返してもらえますでしょうか?」
置き物のように黙って見守っていたアンリウムは勇気を出して声を出す。
命と天秤にかけられ仕方なく体を奪われることを許したアンリウムではあるが、出来ることなら何処から持ってきたのかさえわからない悪魔の体ではなく、本来の自分の体に戻りたい。
「エリゴール様とシトルリー様がその体を必要としていないのであれば戻すことは可能ですが、魔界で働いていくには今の体の方が安全ですよ」
ルナエラは答える。
「天界に帰しては…………」
「天界に帰れば脱獄犯として処刑されるのではないですか?それに、城の内部にまで入った者を天界に帰すと本気でお思いですか?」
「そう……ですよね」
アンリウムは無理矢理連れてきたんだろ!と内心怒りながらも反論することは出来ない。
「天界に帰すことは出来ないが、体は元に戻してやれ。一度は我が惚れた女だ、じじいに我の身内だと話を通しておけば問題ないだろう」
シトルリーはルナエラに命じ、アンリウムの身を保証することとする。
たとえアンリウムが堕天使ではなく真っ白な翼をした天使だったとしても、シトルリーが身内だと公言している者に手を出す者はこの城にはいない。
「……ありがとうございます」
アンリウムは納得は出来ないまま、身体が返ってくることへのお礼を言う。
「我は先に行って式場の掃除をしてくる。ゆっくりと準備してから来い。その頃には式場まで続く真っ赤なバージンロードも出来ているだろう。エスコートはルナエラに任せる」
シトルリーは1人で天界に行き、天使長のいる神殿を占拠して、神殿までの道を血で染めるつもりでいることをエリゴールに伝える。
「いえ、私もお供致します。これからも私がシトルリー様の右腕であることには変わりありませんから。それに、これは初めての共同作業に相応しい、まさに悪魔の所業です。じっとして待っている方がもったいないです」
「……確かにそうだな。我について来い!」
おまけの後日談
無事、堕天使の体を取り戻したアンリウムは魔界に連れてこられた当初こそ自らの運命に絶望していたが、数日経った今、その生活も悪くないと思い始めていた。
規律に縛られていた天界での暮らしに何も不満を覚えていなかったアンリウムだが、暇を持て余す程に自由な時間を与えられ、天界よりも魔界の生活の方が素晴らしいのではないかと。
アンリウムの主人はシトルリーの命によりルナエラとなっているが、そのルナエラは現在不在となっている。
ルナエラだけでなく、ルナエラの主人であるエリゴールも全ての元凶であるシトルリーも魔界を離れている。
「天界は大騒ぎになっているのかな……」
アンリウムは呟くが、その言葉に気持ちは込もっていない。
アンリウムが魔界という本来天使にとって恐怖しかないところで気を抜いてぼーっとしていられるのは、シトルリーがアンリウムを身内と公言したからであり、その真意を知らない悪魔達がアンリウムをビップ扱いしているからだ。
そんな幸せな時間はすぐに終わり、アンリウムのもとに主人が帰ってくる。
「エリゴール様とシトルリー様はこのまま天界で新婚旅行を楽しんできます。あなたにはお二人がお戻りになるまでに仕事を覚えてもらいます」
神父役を務め終え1人先に戻ったルナエラがアンリウムに話す。
「私は何をすればよろしいのでしょうか?」
アンリウムは自堕落生活の終わりを残念に思いながら確認する。
「難しいことはありません。あなたにはエリゴール様とシトルリー様の新居となる部屋の管理を任せます。簡単に言えば家事です」
ルナエラはアンリウムに家政婦としての仕事を与える。
「家事ですか?」
「天使のあなたは悪魔よりも家事に向いているでしょう。悪魔はすぐにサボろうとしますから」
「わかりました。やらせて頂きます」
予想していなかった仕事ではあるが、アンリウムは無茶なことを言われなかったことに安堵し返事をする。
「それではまずは簡単なおつかいです。アデスモス陛下のところに行き、エリゴール様とシトルリー様に相応しい部屋を頂いてきてください」
「えっ?」
アンリウムは耳を疑ったが、この後シトルリーの影響力をその身を持って知ることとなった。
天使の皮を被った悪魔 こたろう文庫 @kotarobunko719
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます