第3話



「、、あの、町田さん」



「なに?」



あぁ、町田さんたちの視線が痛い、


「あ、えと、話してるとこごめんね、これ橋本さんからで、、す」



そう言って、例のモバ充を町田さんに渡す。

よし、思ってた通り言えた。

なぜか最後、敬語になってしまったけど


「え、みおから?

 あーーー!待って最高まじで、ありが

 と!!!」


そう言って、抱きしめられる。


「あ、え」


理解が追いつかない。昨日も思ったけど、やっぱり橋本さんたちのようなひとたちは距離感がおかしい。



「え、加藤さん顔真っ赤じゃん」



と、町田さんの友達の1人に言われ、慌てて顔を隠す。



「えー加藤さんかわいいんだけど」


と言って、町田さんに頭を撫でられる。町田さんの顔は、橋本さんとは違う系統だけど、それでもものすごく整っているから、そんなことをされて照れないわけがない。



そこでタイミングよく、予鈴が鳴ってくれた。



「えー、もうちょっと加藤さんと喋りたかったのにー」



町田さんたちは大ブーイングをかましていたが、わたしは心底、助かった、と思った。








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安らかに眠れ。   @cqvzy

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