いやちょっと何やっちゃってくれてんだよ!!
不安(と爆弾)を抱えて登校した学校…。
そこで見た事は…
「んっ…」
「ヘヘッいい女だ…お前は今日から俺のモノになる女だ!!」
なんじゃこりゃ、驚いたな。学校ってここまで性にオープンなんですか。
でも横のスーパーウルトラクレイジーはというと…
「なんだあの腐れマラ共は。」
おーっと不味い戦争モードだ。死人が出るぞコレ。
「何だお前?お前のゴフッ
逝ったァァァァ!!一発強めの殴りを鳩尾に入れたァ!!!!
「スキン顔!立て!貴様らを叩き直してやる。」
「お前のようなウジ虫の事を今日から土とよんでやる。聞いて驚くな。ここでは肥料は与えん!!」
「泣いたり笑ったり出来なくしてやる!」
あーもうめちゃくちゃだよ。
「お前…俺にこんなことしてグエッ」
あっ…腹に蹴り入れた。痛そー…
「俺は……男爵家の…子息だぞ「知るか!海兵隊に逆らうとどうなるか教えてやる!」
あ~あ~もう駄目だわ…
「……空を飛びたいよ…トホホ…」
空を飛ぶ鳥はここから逃げられるからな…
「例えお前が軍を出そうが何を出そうが上等だ!真正面から叩き折ってやる!そのマラと一緒にな!」
怖…しかもこいつ海兵隊の軍曹かよ…
「あの…巻き込まれる私の身にもなって貰って良いですか?」
「む…そうだな。」
馬乗りから降りる。
そうして入学式を乗り越え…
速攻職員室にしょっぴかれた。
私はと言うと…
さっきの男爵家の男から呼ばれた。
「貴様の同居人のせいで怪我を追ったぞ!どうしてくれる!」
「その筋は大変申し訳ございません…キラは大変狂暴なんです…女子供も容赦なく殴りますし…あいつ自体は良いやつなんですよ…怒らせなければ…」
「知ったことか!」
「そう言われましても…」
とても面倒くさい。こいつシンプルに威張り散らすタイプのよくある貴族だ。
「騎兵隊を連れて来ても良いのだぞ?」
「ああ困ります…お辞めください…」
……だんだんイラついてきた。
「フン。身分を弁えろ!この下民!」
よし私も一発殴ろうかな。
満足して去っていった。災難だった。
「…。あいつが帰ってきたらちょっとヘリか航空機でも作ってもらおう。」
無性に空が飛びたくてたまらない。
ーーーーーー
帰ってきた。
「なぜ俺が怒られなならんのだ?」
あたりめえだろお前…
「なあキラ。」
「どうした?」
「空が飛びたい。」
「そうか。」
どうせなら攻撃できる奴が良いな。
「じゃA-10でも呼ぶか。」
「A-10?」
「最強の攻撃機だ。」
……ん?
「いやいやどうやって飛ばすんだよ!」
「説明書を読めばいいだろ。」
「あっソッスカ…」
そんなこんなで俺はA-10に乗ることに…
「正式名称…A-10 Thunderbolt…どっかで聞いたことがあるようなないような…」
説明書とにらめっこしたままで何も進まない。
「それにしても…あいつの特典だいぶズルいな…」
飛行場をPON!だぜ?どういうことだい?
「考えていてもしょうがない…」
いっちょ乗ってみますか!
フライトスーツに身を包みコックピットに座る。
APUを始動する。
んでこっから…APUジェネレーターをオンにしてスロットルをアイドル位置に…
エンジン付いた。
姿勢制御装置、多機能ディスプレイ、データリンクとHUDスイッチをONに…HUDついた…
「これがCDU画面か…」
画面が切り替わったらINS ATL ALIGNページに行き…FASTっと…
キャノピー…あったこれだな…
「閉まったな。」
搭載武器読み込みボタンを押し…確認できたら右に戦術マップ…左にCDUページ…
NAV…EGI…
EACスイッチ、イジェクトレバーをオン。
APUを切って対抗手段システムを起動する…
はー長いな…
残りの手順を終わらせ…
エンジンを少しだけ開きフットペダルを踏む。
おお…進んだ…
「このまま直進で良いな。」
スロットを上げブレーキをリリースしてフルパワー。
速度が出始める。
120ノット。
手前にゆっくりと操縦桿を引き10度のピッチ角を作る。
「浮いた!」
ギアとフラップを上げる。
空に鋼鉄の翼が飛んだ。
これ程嬉しかった事は無いだろう。
私は空の上にいることが史上の喜びだと思った。
NTRゲーの主人公に転生させられたが転生させられた奴がマジモンのやべえ奴だった。 イカレ狂人しか書けない人 @Entech
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