☆ぶっちゃけヒロインとかどうでもいい。

「全体!止まれ!」


ザッザッ…


「右肩に捧げ銃!」


ザッザッ…


「右肩に捧げ銃!」


ザッザッ…


俺はキラ。このフニャマラ共の中にいた不合格を弾き出すのが仕事だ。


「控え…銃!」


M16を腰のベルトに引っ掛けたドジの間抜けが銃を落とす。


「おい!このドジ!俺の海兵隊をどうする気だ!」


すぐ拾わせて列を整える。


「お前は自分の【ここじゃ書けないよ!】を扱う時だってそんな雑に扱うのか!?」

「Sir!No!sir!」


今日のシゴキを終え宿舎に戻らせる。


「チンタラするな!走れ!走れ!」


このフニャマラ共を立派な海兵隊員に仕上げるのも俺の仕事だ。


「飯をさっさと食え!5分以内に片付けろ!」


こんなに厳しい訓練を乗り越える奴こそが海兵隊員を名乗るのに相応しい奴らだ。


「就寝準備!」

「捧げ…銃!」


ザッ…


「おやすみカタツムリ。」


これが俺の基本的な一日だ。


だがその夜…出来事が起こった。


「ごめん。手違いで殺っちまった!」

「WTF!?」

「流石に可愛そうだから転生先と特典選ばせてあげる。」

「……はぁ…じゃあコレで…」


こんな感じで転生させられ嘘だろうと俺も信じたかったがやはり嘘じゃなかった。現実は非情である。


「あっオクルサキマチガエタ

「Fuckin god!」


「AHHHHHHHHHHHHH


こんな感じで。


そこから俺の次の人生が始まった。


この世界で俺は夫婦の子供として生まれた。


別にどうでもいいが…捨て子を拾って2年後くらいで即刻離婚した。両親は蒸発した。


捨て子はどうやら俺と同じく転生者らしい。

そして俺は…こいつの魂に軍人としての何かを感じ取った。


だがどうも海兵隊向けでは無い…


曹長である俺はジャパンの連中が好んでいそうな世界だろうが海兵隊員の一員として銃の整備は欠かせない。


懐かしみ深いM1911コルトガバメントを特典で作り出し整備する。


そんな事を繰り返しいつの間にか通学する様な年齢まで上がっていた。


海兵隊たるものナメられるのは尺に合わない。


子供だろうが女だろうが鉄拳制裁だ。


「行くぞルーデル。」

「はいはい…キラお前早すぎだろ…」


言いながら俺はプレートをジャケットの下に忍ばせる。


「そのプレート…一体何のプレートだ?」

「チタン合金製の防弾プレートだ。」


必要不可欠だ。いつどこから敵は現れるかわからんからな。


「その膨らんだバックには何が入っているんだ?」

「MP7A2。」

「……???あの…仮にも学校だし…」

「いつ襲ってくるかわからん奴らが沢山いるような所だ。このMP7A2はPDWだからな。自衛用にぴったりだ。お前の分もくれてやるよ。」

「いや…あの…要らないです。」


不要らしい。既に持っていたのか。


「…もう良いか…」


どうやら準備は整ったようなので冒険者学校に出撃する。

さあ行くぞ!ベトコン共と一緒の場所に新鮮なまま送り届けてやれ!

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