スコップ的な感じで小説を紹介するよ！

作品紹介 05 TSロリババァ百合ハーレム騎士団〜【悲報】TS幼女化した最強騎士の私、うっかりTS幼女騎士達に愛されすぎてハーレムを作ってしまう【こんなはずじゃ】〜

【ストーリーと見所】

なんか邪悪な魔女の力で多くの人が幼女にTSしてしまった世界で、心まで幼女にならない強い精神を持った者達……ロリババァと呼ばれる彼等（彼女等）を主軸にしたファンタジー百合ハーレム小説。

……？

何を言っているかわからんだろ？

でも全部事実なんだぜこれ。

つまりは幼女にTSしてしまった主人公とその仲間達が諸悪の根源である魔女を倒すことが目的のお話。

タイトルから想像できるように、いい意味で狂っている作品。それらは登場人物や地域の名前からも読み取ることができるだろう。

とか言いつつも意外と（失礼）ちゃんとファンタジーしていたり、目的もしっかりしているなど要所に突っ込みを入れながらも物語として普通に楽しむことができるのがやはり魅力的な点だろう。

とんでもない設定に違わず出てくるモンスター達もとんでもねぇ名前の連中が多く、その生態からして突っ込みどころが多数。

割と楽しみどころの多い小説。

【個人的に気に入った点】

上手く笑いのツボに刺さった、この点に尽きる。

ノリや勢いで無理矢理押し通すわけではなく、ちゃんと設定から愉快な感じに作っていてそれを物語に合わせて披露していってくれるので、白けることなくコメディ要素を楽しむことができた。

押しつけがないというのは個人的にはかなり大きい。

特にモンスターの名前や生態は突っ込みどころが多数あるのにも関わらず、「そういう世界」だからと下手に登場人物が突っ込みを入れずちゃんとした脅威として扱っていたりと、そういった世界観の構築が上手い具合に刺さってくれたのも理由としてあげられる。

ストーリーに関しても、一応は倒す敵がいたり、エピソードによってはその前に出てきた敵を利用して次の敵への対策にするなど物語として手を抜かず構成を作っている辺りは読んでいて好感が持てるところ。

この辺りはかなり個人的な、それも感覚の話になるので同意はされにくいのだろうが、「ここが笑いどころ！笑え！！！」と押し付けられるような笑いではなく、あくまでも（設定からしていい意味で狂っているとはいえ）物語としてナチュラルに展開しているうえで思わず笑えてしまえるような作劇が読んでいて心地よい。

あと設定や世界観はアレなのにモンスターが普通に凶悪だったりするのも良かった点としてあげられる。

笑わせることだけに注力するのではなく、ちゃんと物語として成り立たせようとする気概を読み取ることができた。

「のジャロリスだ。魔女がリスを幼女化させた魔物……噛み付かれると幼女にされるぞ」←この台詞のインパクトよ。

【こんな人にお勧め】

単純にコメディが好きな人。

またかなりライトなTS作品なので、その手のものを読んでみたい人にもお勧めすることができる。

勿論明言はしにくいだろうが、幼女が好きな人にもお勧めすることができる。

【本編URL】

https://kakuyomu.jp/works/16818023213210808455