初めはシリアスなシーンから「追放後の成り上がり物語かな？」という感想を抱いたと思ったらどっこい、「可愛い女の子のイチャイチャコメディが繰り広げられる日常作品かな」なんて感想に早変わりするかと思います。
かと思えば、話の端々に主人公の天才ゆえの密やかな苦悩だったり登場人物それぞれの過去だったりが絡んで、徐々に大きな場面への転換が楽しめます。
見出しの通りコメディとシリアスのギャップが秀逸で、緩急の付け方が素晴らしく最後までダレる事なく読み進められます。話のまとまりも綺麗で、今後続編があるにしてもこのまま完結のままだとしても読者としてストンと受け入れられるでしょう。ストレスが一切ない、素敵な作品でした。
低身長僕っ子は正義。