第2話 冬の楽しみ (薪ストーブ導入編)

 前話で検証した塩がないと味気なくなる話とは反対に、今回は塩を振っただけで極上の料理になるというお話です。


 我が家の主暖房(予備でエアコンが1台あるけど冬は今のところ5年間使っていません)は薪ストーブです。


 煙突の排煙の問題と薪の調達の問題さえクリアしていれば、薪ストーブは最高の暖房器具です。


 強力な遠赤外線を発生させるので、気持ちの良い暖かさで家中がおおわれます。(熱効率をきちんと計算して間取りを決め、断熱材がしっかり入ってない家だと家中は無理です)


 そして、その強力な遠赤外線は調理にも使えます。あらゆる食材がバーベキューの炭火焼きを超えた味に変身します。


 ◇◇◇


 こちらに取り出しましたるは、なんの変哲もないごく普通のウインナー。そのウインナーを薪ストーブで焼きあげますと・・・なんと! 驚きの美味しさ!


そこの道行く奥様!

騙されたと思って是非試食していってください♪


他にも、なんの変哲もないごく普通のスーパーのピザ!

このピザも薪ストーブで焼きあげますと・・・なんと! ビザ専門店のピザ並の美味しさに早変わり!


(個人の感想ですw)

(ですがほんとに美味しくなるので誇大広告とは思っていませんw)


さらにさらに、こちらのどこのご家庭にもある、買ってから1か月ほど放置されたしなびたサツマイモ!


これをこうしてこうすれば・・・

見てください! このしっとりとした蜜を!

味も極上!

石焼き芋屋さんかと思いましたか?

ノンノン、先程のしなびたお芋ちゃんですよ〜!


驚きましたか?

アンビリーバボー?


まだまだいきますよ~♪

この今どきの痩せたサンマ!

これも炭火で強火の遠火で焼き上げれば・・・


じゃじゃーん!

え? 脂が乗ったサンマのようだ?


まぁまぁ、食べてみてくださいよ。


・・・旨し!


えっ? ミラクル?


またまたぁ♪ お上手なんだからぁ♪


じゃあお客さん良い人だから、特別サービスでお肉も焼いてあげますよ♪

こちらのお肉はA5ランクの霜降り和牛・・・なんて高級品は試食じゃでませんよ〜♪


えっ? 期待して損した?

損するのはまだ早いんだなぁ。


奮発して、普通の交雑種の国産牛のカルビで〜す!

味付けは潔くお塩のみ!


えっ? 早く焼いてくれ?

まぁまぁ、そんなに焦らないでくださいお客さん。


お肉は焼き加減に神経つかいますからね~・・・


・・・っと、ここだ!

どうですか? この宝石のような肉汁の輝き♪


早く食わせろ?

はいどうぞ〜♪


・・・う、美味いうまい


え? オーマイガー?

そんなに気にいっていただけたなら・・・


いかがですかこの子薪ストーブ

暖房に良し、調理にも良し、炎のゆらめきを見ながら素敵な夜を過ごせる、1台3役な、ちょ〜いい子なんですよ♪


今なら、カクヨムショピングご愛顧キャンペーン中で、限定1名様でなんと!

通常価格100万円のところ、70万え


「買った!」

その子その薪ストーブはもううちの子だ。他の人には売らないでくれたまえ、おねぇさん。」


毎度カクヨムショピングをご利用くださいましてありがとうございま〜す♪



 ◇◇◇


 意気揚々とニコニコ笑顔で帰るお父さん。


 しかし、大木げんの過去作をお読みの読者諸兄は覚えておいでだろうか?


 この時間軸は家造りのこうそう・・・・が始まった頃。つまりはそういう事である。


 次回、VS大般若編、本物の塩対応

 

 乞うご期待!!


 ◇◇◇


薪ストーブの炎の画像です


https://kakuyomu.jp/users/okigen/news/16818023213253291618


できましたら次回までに下記過去作をお読みいただきますと、より楽しめると思いますのでよろしくお願いいたします。


エッセイ『地雷』


https://kakuyomu.jp/works/16818023212490836508/episodes/16818023212561685349
















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