編集済
カルミアさんの吐露、彼の心中を思えば相当の覚悟でしょうし、…この一話、書かれている時も相当に辛かったんじゃないでしょうか。
罪は決して消えないものではない、その為に「贖罪」という言葉や概念があると思いますし、罪を犯してしまった人間全てが悪という話でもないとも思います。勿論、例外もありますけど。
ですが…罪を犯した事から、絶えず自身に向けられる不信や嫌悪、過去になっていく事への喪失からくる苦悩は止まないですよね。それまでが真っ当であればあるほど、尾を引くはずです。
これが、罪を犯してはならない理由のもっとも大きなものなんじゃないかなと個人的には思っています。
カルミアさんの苦悩や辛さは、話した事でどこまで楽になる類なのかも分かりません。それでも、この会話には意味があったと彼がいつか思えたのなら、本当に嬉しいですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!!お察しの通り、執筆コスト激高回だったので、丁寧に読み感想を頂ける感動もひとしおです。
あ〜〜〜本当に仰る通りだなぁと思いました。ここまで言語化できる能力に脱帽です。
罪と罰、更生や許しについては正解がなく、人によって考えが別れるものですから、カルミアに対する評価もまたハッキリ別れるのだろうと覚悟はしております。
カルミアは自死一歩手前で苦しみながらも、吐露することは一度もせずに孤独であり続けました。
ルークがその胸中に寄り添い、罪に隠れた痛みを言語化し、共に泣いたことは、彼の傷を癒す一歩目となる筈です。
カルミアさんが人殺しだって告白した時は『こんな優しくて穏やかな人がそんなの有り得ない』と心の中で思い続けてました。
今回の話でカルミアさんが根っからの悪人ではないとわかって安心したような…でも、何だかやるせないですね。
報復するべき相手はもういないし、愛する妻もこの世にいない、息子に合わせる顔もないし、カルミアさんが抜け殻みたいになってしまうのも無理ないよ…。
作者からの返信
コメントありがとうございます!!
この回含め、第4部のカルミアに関しては散々悩んで書いたので、コメント頂きありがたいです。執筆コスト激高おじさんです。
ルークと同じ視点でカルミアを信じて見守って下さっていたようで非常に嬉しく思います。
そうなんです、カルミアにはもう「生きていたい理由」が無いんですよね……。
一番安定しているように見えて、実は三途の川の縁に座って落ち着いているだけ、そういう奴です。
彼の問題は病気に加えて罪が関わってくるので根深いです。彼も、もうしばらく頑張ります。
感想をまとめるのが難しくて、ここまで黙々と読み進めてしまいました。
そういうことでしたか……。
不慮の事故とかではなく、ちゃんと罪を犯していますから、どれだけ時間が経っていても手放しで容認されて良いものではありませんが、カルミアさんらしい理由があって安心した部分もあります。
ルークと同じように、事情があるのだろうとは感じていたので、大きな戦いの前に知れて良かったです。
この先もしっかり応援できます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
私自身、複雑な感想を持たせてしまうだろうと思いながら書いていたので、ここまで読み進めて頂けて嬉しいです。
カルミアは第4部の流れを経て、作中最も賛否が別れるキャラになったと思います。『カルミアさんらしい理由』と言って頂けて、作者は胸を撫で下ろしました。
この回では、加害者としての罪や強い恨みと同時に、その裏に黙殺されてしまった深い悲哀に焦点を当てました。ルークと共に、その両面を見て頂けたようで作者冥利に尽きます。
自分の傷が癒えて初めて罪に向き合えることもあります。カルミアが今後どうなっていくか、応援して頂ければ幸せです。
編集済
うん、ボクでも殺します ”(´・∞・` )たぶん細かな"内容"も、ほぼ同じかと
でも…息子氏とは、きちんと話したほうがいいですね…。
ボクが息子氏なら、たとえ自分の人生にいろいろ不利益を被ったとしても、恨んだりはしないと思います。完全に支持する…かまでは、わからないですけど、それでも…。
カルミアさん的には、何よりも難しいかもしれませんが(´;∞;` )
すくなくとも、このチャウと黒いマグマは全肯定します(`・∞・´ )あなたに赦しを
作者からの返信
コメントありがとうございます!!
大事な話ですがテーマがデリケートなので、コメント頂くたびにありがたさを噛み締める回です笑
カルミアが相手を許せずこっぴどく殺害してしまったこと、肯定して頂けて本当に嬉しいです。
行為自体は社会的に『悪』なだけに、その背景を理解し応援して貰えるのは恵まれた事です。そしてその難しさを僅かでも伝えられたことが作者の幸せです。
仰る通り、カルミア自身がどうであれ、息子に関してはこのままではいけないのだと思います。彼もそれが分かっているから、仕送りだけは絶やさない。
彼ら親子がどうなるか、そして私に描き切れるか……。応援願います!笑