「ふと目が覚めたそんな日に」

羽瀬川由紀

第1話

夜と朝の境目


カーテン越しに透けるグレーと白の光


家族はまだ寝静まり、在るのは


わたしとひとときの静寂のみ


ふかふかの布団の温もりが


わたしを包む


暖かさを思い出せば


鳥の声が耳の中に染まっていく


緩かにやってくる眠りに


静かに身を任せようか


眠りの淵でみる夢は


良き夢であればいいな

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「ふと目が覚めたそんな日に」 羽瀬川由紀 @yuki024

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