第78話 逆レ○プ
なんで全身網タイツ!?
日影さんが身にまとった衣服(?)に驚きを隠せない。いや隠せないのは日影さんの方で全裸の上に網タイツだけなので、見えてはいけないところまで見えてしまっていた。
俺は日影さんに追跡されていたとも気づかず、それどころか彼女が同衾していることさえ、分からずにメルフィナとあんなことやこんなこたまで披露してしまったていたことに恥ずかしくなる。
「んん……旦那さま……おはようございます……」
ひっ!?
俺が羞恥を覚え、身体を熱くしているとメルフィナが目を覚ましてしまった。隣で寝ている日影さんのおっぱいをさわさわしているところなんて見られたら、ヤバい!
オフトンで日影さんを隠そうと思ったら……。
あれ、いない?
「ふわぁぁぁ~。旦那さま……ごめんなさい、私、まだ眠いみたいですぅ……」
上半身を起こしていたメルフィナだったが、大きな欠伸をすると、また眠りについてしまった。
「ああ、刀哉さまの奥さまは……眠り姫のように……美しいですね……。でも……私がいることにはまったく……気づかれていない」
「なっ!?」
俺の前から消えていた日影さんが姿を現し、あろうことかすやすやと眠るメルフィナの頬を撫でていた。
「本当に安らかに……寝ていますね……。奥さまは私と違って……花もあるし、強くて、聡明……刀哉さまだけでなく、みんなから好かれてうらやましい……。たくさんお持ちですから……ひとつくらい……お貸ししてもらっても……いいですよね?」
目元は髪で隠れていたけれど、日影さんの口角が上がり、彼女が不適な笑みを浮かべていることは容易に想像できた。
「見よう見まね……ですが……刀哉さまに……気持ちよくなってもらいたいので……頑張ります……」
そう告げると日影さんは俺の寝間着のボタンを外し始めた。日影さんは俺の下半身を太股と膝を使い、愛撫してくる。それだけじゃない、俺の上着を半脱ぎにさせ、もふもふのようにペロペロと舐め始める。
う、上手い!?
「くぅっ!? ダメだ、日影さん!」
「ちゃんと名前で……呼んでくれないと……止めません。はあっ……はあっ……」
プロのお店に行ったことはないが、それを思わせるような高度なテクニックに驚く他ない。ひとつ違うのはプロなら淡々とホットミルクの搾乳を終えてしまうのだろうが、日影さんは吐息を荒くし、興奮しているようだった。
「私の瞳を見ていただいたのが……刀哉さまで……本当に良かった」
「こんなことは……あれっ!?」
下手に日影さんを拒絶すれば、彼女はまた自死を選びかねない。覆いかぶさった彼女を抱きつつ、説得しようなどと考えているとおかしなことに気づく。
手足が何故か動かないのだ。ただし完全に麻痺しているとかではない。俺が何が起こったのか、戸惑っていると日影さんが教えてくれた。
「刀哉さまが抵抗できないように……日影家に伝わる拘束具で……縛ってあります。暴れなければ……私が……気持ちよく……さしてあげますので……」
「気持ちよくって……まさか!?」
日影さんは抵抗できない俺の下半身へ多い日も安心なアレを手を使わずに巧みにはめてしまう。彼女は準備が済んだとばかりに俺の胸へ手を置くと、ゆっくりと腰を落としていった。
―――――――――自主規制―――――――――
ウ○娘じゃなく騎手娘になっちゃったよ♡
―――――――――自主規制―――――――――
腰の上で暗躍していた日影さんはパタリと倒れ、俺の胸元に収まってしまう。
「ごめんなさい……、こうでもしないと……刀哉さまに愛されることは……できないと思ってしまったんです……」
震えが収まった日影さんが俺から離れると彼女で気持ち良くなってしまった俺の過ちの証拠が溜まっていた。
「こんなことは……」
「分かっています……でも……自分の気持ちが押さえられなくなって……」
涙目に加えて俺の腹の上に落ちる赤い滴を見たら、日影さんを怒るに怒れなくなる。
「刀哉さまは何も悪くありませんから!」
ひしっと俺に抱きついて、彼女は最大限の愛情表現をしてきていた。
だが……。
「ううん……おはよう……ございます、って!?」
ついに日影さんはメルフィナに捉えられてしまった。
「あなたはいったい誰なんですかっ!?」
「どうも……はじめまして……。私は……日影妙子と……申します。メルフィナさんと同じく……刀哉さまの婚約者です」
「えっ!?」
メルフィナは落ち着いて話す日影さんの言葉に絶句していた。
―――――――――あとがき――――――――――
決戦は明日の11時か……もうね、買うしかなさそうですよ、あの小悪魔を! コトブキヤにお金を吸い取られてしまう作者の懐をフォローとご評判で温めていただけるとうれしいです、
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