第69話 嫁メイドと仲好しする1
「お仕置きって……」
いったい、ジュリもメルフィナもどうしてしまったというんだろう?
ただメルフィナはお仕置きされるのにふさわしい格好ではあった。彼女が着ていたのはメイド服。王宮などで見慣れたメイド服だ、俺とてそれぐらいで驚くことはない。
メルフィナの着ているメイド服はビスチェにミニスカートという上下の組み合わせにネコ耳ブリムという、紳士がこっそり嗜むお店の服装を思わせるものだった。
ビスチェの布は最低限の仕事しかしておらず、谷間どころか、メルフィナの大事な部分を晒してしまっている。むしろすべて見えていないことに俺は興奮を覚え、すでに変態紳士への階段を昇りつつあることを自覚した。
ミニスカートも同様だ。お辞儀したりするとおパンツのおしりの部分が見えてしまう。逆に直立すると前のしわが……。
メルフィナは扇情的な格好をしながらも、俺に見られて恥ずかしいのか、顔を赤らめおパンツをスカートを前に引っ張り隠す。すると逆におしりのおパンツが見えてしまっていた。
ダメだ……。
こんなかわいいメイドさんを見てしまったら興奮しすぎて寝れそうにない。隣で添い寝などされたら言語道断である。月明かりを浴びた俺は
「旦那さまから愛でられない時間が続いて、こんなにはしたないことになってしまっています……」
覚悟を決めたのか、メルフィナは俺の前でスカートを託しあげた。それでも顔は真っ赤であるが……。
ギリギリ毛髪が見えない程度の小さな三角の布……両足の付け根、鼠径部から腰へ流れるラインのおパンツのしわがとにかくエロい。
って……。
おパンツはすでに湿っているを通り越して、うるうるに潤っているような……。潤いは太股を伝い、キラキラと光る液体がストッキングを濡らしてしまっていた。
いやいや汗……という線もありうる。
「旦那さまのことを思うとあふれる涙が止まらなくなっちゃうんです……」
「ごめん……俺がメルフィナを待たせてしまったせいだよね?」
「旦那さまはなにも悪くないんです。私がただ泣き虫なだけで……」
「じゃあ、俺が泣き虫のメルフィナの涙を拭ってあげる」
スカートを託し上げたままのメルフィナの太股に触れる。ストッキングの履き口と繋がったガーターベルトを外して、ストッキングを下ろした。
「雨に濡れたみたいにびちゃびちゃになっちゃってる……」
「あうううん……」
下ろしたストッキングが涙を吸い、重たくなってしまっている。責めるつもりはなかったが、俺が口にしてしまうとメルフィナは悩ましげな声をあげていた。
俺の前で露わになったメルフィナの生足。ホワイトチョコのように白く甘そうだ。
「これだけ濡れていたら足の指も濡れているかも……ベッドに座ろうか」
「旦那さまぁぁ……それではベッドが濡れちゃいますぅ……」
「そうだね。じゃあここから拭いていくね」
直立しているメルフィナの足首を掴んだ俺はふくらはぎに舌を当てる。産毛すらないのかと思うほど、すべすべした彼女の肌の感触に俺の舌は蛭のように吸い付いてしまっていた。
「めるふぃにゃのあじがしゅるるるる……」
「旦那さまぁぁ……そんなとこ舐めちゃぁぁ……」
メルフィナの唾液に回復成分が含まれているのは俺の身体を通して実証済みだが、彼女から分泌される汗や涙などもそれに準ずる効果があるんじゃないかと思えてくるほど、舐めると俺の力がみなぎってくる。
もちろん美味い!
徐々に涙の源流へ近づこうとふくらはぎから膝、そして内股へと俺の舌はたどり着いた。だがそこでアクシデントが起こる。
メルフィナは小刻みに身体を震わし、拭いたはずの涙がどぼとぼあふれてきて、太股はおろか俺の顔にまでポタポタと垂れてきてしまっていた。
「だ、旦那さまぁぁ……お許しくださいぃぃ……。わ、私、お漏らししちゃったみたいなんですぅ」
舌で顔にかかった滴を舐めとる。
彼女はそう言うものの、乙女の聖水のように金色の色じゃない、味も爽やかな酸味を帯びているし。もしかしたら、彼女は……してしまったのかもしれない……。
「メルフィナはいけない子だね。じゃあ下着を脱がないとダメだよね?」
「は、はいぃぃ……」
頬を真っ赤に染め瞳をキュッと固く閉じて、羞恥に堪える……メルフィナのそんな姿を見てしまえば異世界、現代問わず、すべての男が彼女を抱きしめたくなるだろう。
あまりにも羞恥に堪えるメルフィナの仕草がかわいくて、俺はほんの少しだけ意地悪なことを言ってみた。
一応、お仕置き……という大義名分があるのだから……。
「メルフィナの下着、俺が脱がしてもいい?」
「えっ!? 旦那さまっ!?」
―――――――――あとがき――――――――――
ごめんなさい。これでもかなりギリギリなので……。フルバースト版は限定近況ノートにてお知らせする予定です。
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