第2話 わがころもでに雪は..

「セン、21時ですよ。何で連荘れんちゃんで第2話なんて書いているんですか? あなたバカですか?」


「そう言うな、わとそん君。我は今、遠い平安の歴史に一時のたいむりーぷをしているんじゃ。」


「セン、キャラがまた変わっている…… 文からカタカナ消えてるし」


「そう言うな、わとそん君。しかしなぜ今みなと言うんじゃ? むかしはたいむ……あれ違うことばじゃったろ。何だっけ?」


「セン。脳細胞が死んでいっています。タイムスリップです」

「それじゃ。今じゃあタイムスリップの方が違和感あるな。ストリップみたいじゃ」


「どちらも古いです。タイムリープは『時をかける少女』の影響でしょう」


なか里依紗りいさが『まこと』の声をやったアニメ映画は良かったな、ワトソン君。とてもさわやかだった。あれは必見だ。*りいさのルビ入れやすい♡」


東京の下町にある倉野瀬高校2年生の紺野真琴まことは、医学部志望の津田功介こうすけ、春に転校してきた間宮千昭ちあきという二人のクラスメイト男子と「遊び仲間」として親しく付き合っていた。-2006年 細田守監督作品  あの千昭が見たがっていた絵は何を意味しているのか?


「細田監督と言うのは『ハウルの動く城』とか『竜とそばかすの姫』を作った監督なんだな。『おおかみこどもの雨と雪』では自ら小説も執筆したらしい、凄腕だ。

『バケモノの子』は興行収入58億円、『未来のミライ』はアカデミー賞ノミネートだそうだ」


「セン、あのー普通に映画紹介のエッセイになってきているんですが。しかも脱線がひどすぎ」


「すまん。もう一つだけ。ここはカクヨムだ。原作の『時をかける少女』を読んだことはあるか? ワトソン君」


「僕はちょっと……」

「確かに古い。しかし作者はかの有名な筒井つつい康隆やすたか先生だ」

「言葉は古いが、本当にいいラノベ+SF作品だ。ああラベンダーのいい香りがしてきた……」

「セン、寝ないで! 本題は!?」


「はっつ! 思い出した。本当は板がるたの話をはさみたかったが ”やっ!『ちはやふる2』! くそっ、飛ばそう」


 時間が…… 


「本題じゃ。先ほど、しののめ先生から通知が入ったので見たのだ。するとじゃ、新作を出しとるやないけ。何と言う事でしょう。その小説はタイムリープしたかのように若かりし頃のみずみずしい感性で素晴らしい万葉の空間を表現しているのです」


「セン、言葉が乱れまくってます。Before-Afterか」

「どうでもいい。見てみいこの一節、とてもJKが書く文では無いわ」


-- 彼女咲和さわ姫は、髪は漆黒しっこく、夜に煌めく桂川かつらがわの流れのようで肌は白磁の白、そしてその白を引き立てるかのように紅の華が口元を彩っている。--


  春風の吹く頃に by 東雲 晴加 (JK)

https://kakuyomu.jp/works/16818023213001144202/episodes/16818023213001718439


「確かに、素晴らしい描写ですね。センは人物描写皆無ですよね?」

「だろ、って言うか放っとけ!」


「セン、9時半です。現在のピッチクロックを導入したMLBルールだと大谷の試合終わってます」

「俺の作品も終わった……」


「一緒にしののめ先生のほぼ処女作を読みましょうか?」

「そうする……」

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