世界は広く自分は小さくて、今は一瞬であるという事。当たり前ですがそんな事に気付かされる時があります。これはそんな半日を描いた物語。主人公からみた世界の描写がリアルで鮮烈で、まるで自分の物語のように感じられてしまいます。瑞々しく、そしてほろ苦い事まで思い出させる一編です。