応援コメント

ほころびー2」への応援コメント

  • 佐藤宇佳子さん、こんにちは。

    イソヒヨドリの町でー3
    追加した章です、とのことでしたが、この終わり方のほうが、私は良かったな~って思いました。

    というのもですね、
    イソヒヨドリー1の最後、竹史さんのラストシーンと自然に繋がるんですよね。

    私は竹史さん推しなので(あと小野先生)

    ご完結、おめでとうございます。
    (^^)

    作者からの返信

    もっこすさま

    こんにちは。拙作をお読みいただき、どうもありがとうございます。

    この終わり方のほうが良かったな~のお言葉、嬉しいです。この章のひとつ手前で終わっていると、竹史と真弓が分かれて終わりで、もう、暗いばかりなんですよね。

    本当は、最初は、別れのシーンで終わったあとに明るめのおまけ話が三つあったのです。でも、おまけ話のどれもが不適切な気がしてきて削除して、そうするとあまりに暗くなったので「山の端の月」を作ってみたのですが、むしろ暗さが増し (^^;) それで最終的にこの形になりました。

    竹史推し、かつ小野先生推しとは、嬉しいです! 私もです(笑) 小野先生にも、弓道やってもらいたかったです。

    何度も繰り返しますが、弓道に関しては、本当にお世話になりました。何度言っても言い足りないですね。

    三部作の長きにわたりお付き合いくださり、どうもありがとうございました。

  • 物語の語り手がバトンタッチされるのが良いですね。
    竹史は自力救済することができなかった訳ですが、それは彼らしいと思います。この先に訪れる救い(というよりは折り合いでしょうか)は他力本願の積み上げではありますが、それでも竹史に章がいたからこそ、そして、裕佳子が引っ越してきた偶然のためで、やはり竹史は幸運と、周囲の人々に恵まれていたんだなぁ、と感じます。
    ここまでたどり着いて、改めて『ハクセキレイ』での竹史と祐介の和解というのか、何を語ったのかが気になりました。容子が亡くなっていること不意に知らされどう思ったのかも。
    容子については、竹史が鳥について語る時の輝きを見出した人物でありましたので、彼女が竹史をどのように考えて消化したのか、祐介とはどのように関係を築き上げて何を思っていたのか、が気になりました。
    またいずれ語られる機会もあるのかもしれませんが、まずは、一話手前ですが、完結おめでとうございます。興味深く拝見しました。ありがとうございました!

    作者からの返信

    カワセミさま

    こんにちは。拙作へお越しいただき、ありがとうございます。

    客観的に見ればまさにおっしゃるとおり、竹史が曲がりなりにも社会とつながり、比較的普通人として生活を送れたのは、「運と周囲の人々に恵まれていた」からにほかなりません。何と言っても、本人には閉塞しぎみな自らの人生を切り開こうとする気概はなく、打たれたら打たれっぱなしなのですから。

    ただ、それではその「運と周囲の人々に恵まれる」ことがなければ、彼はどうなっていたのだろうかと考えると、それはそれで、彼なりの人生を生きていたのかもしれないとも思うのです。

    鳥についての玄人はだしな知識からわかるように、彼にも興味の対象があり、一度興味を持てばねちっこく(笑)それを突き詰めます。引き籠り、周囲を拒絶するような生き方をしがちな竹史ですが、それらは目的ではなく自分を保つための手段です。そういう、消極的で内向きな生き方があっても良いのではないか、とどこかで思ってしまうのです。

    『ハクセキレイ』のみならず、問題提起して回収せずという点がいくつもあったかもしれません (^^;) そのひとつが、祐介と竹史の和解(?)ですね。また、容子と竹史の関係、容子と祐介の関係も読者のご想像任せの部分が多いのですが、三つ目の容子と祐介の関係については、悪くなる一方としか考えられず、書くのを控えました。祐介の家を継ぐことへの強いこだわりかつ性的不能という問題はさらりと俎上に載せるには手に余ると思いまして……

    『ハシボソガラス』の話自体はここで終了となります。常に物語に正面から向き合ってくださり、感謝しております。造詣の深いコメントに、いつも深く考えさせられました。自分自身の偏った感覚にも、気づかされたりしました。本当にありがとうございます。

    次作はしばらく先になりますが、よろしければまたお付き合いいただけましたら嬉しいです。

  • おはようございます。

    弓道に素直に惹かれていく章くん。
    竹史さんはそれに懊悩していたんですね。
    たしかに、若い自分を見るようでいたたまれなかったのでしょう。

    いよいよ崎里ちゃんの登場です!

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは。拙作をいつもお読みくださり、どうもありがとうございます。

    子供のころの章、可愛いですよね。

    章のふとした仕草が自分の子供のころを見るようで、竹史はどんどん恐ろしくなっていきます。でも、素直になれなかった竹史をすべてやり直していくかのように、章はみんなに愛されます。自分に似た章に、竹史は、恐怖と救いを同時に感じているのかもしれません。

    そして﨑里ちゃんの登場!

    コメントをありがとうございました。

  • お疲れ様でした。
    最期に時間軸が繋がりましたね。
    未来が分かっていて未来の話を知っているのに、読んでいるうちに竹史君たちの世代に引き戻されてしまっていたので、不思議な気分です。

    ここだけで終わってしまうと誰も救われない感じですが、イソヒヨドリで救われたり更にハクセキレイでは子供世代の幸せな形(若干難ありですが^^;)を迎える事を知っているので暗い気持ちにならないで済みますね。

    三部作合計で30万字超えですね。
    書かれた順番は発表された通りだと思いますが、過去を書く事で違う未来の形を書きたくなったりはしないものなのでしょうか?私には経験が無いので良く分かりません。

    仏教思想で輪廻からの解脱というものがありますが、ループする歴史の中でそれでも世界は変化していくみたいな姿を思い描いてしまいました。

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。いつも拙作をお読みいただき、ありがとうございます。

    はい、これで振り出しに戻りました(笑)。まさにループです。ご指摘のとおり、ここで終わると、救いのない酷い読了感の話になります。先行する話を知っているからこそ、この「振り出しに戻る」が一条の光となれます。

    三部作はこの順序で書いています。違う形の未来を書いてみたい気持ちにはなりませんでしたが、手直しが必要か思われるところは出てきました。それに、さらに未来の妄想はしましたよ。裕佳子と章の子供が生まれたあとのことや、三代で弓を引くことなど……。

    振り返ると、いつのまにか三十万文字ですか、それだけお付き合いいただいたのですね。本当にありがたいことです。まだしばらく、カクヨムで遊ぼうと思っております、ゆるゆるとお付き合いいただければ嬉しいことです。

    星でのご評価および素敵なレビューコメントまで、ありがとうございました。