こんにちは
真弓のお見合い、結婚からここに至るまでの複雑な心情に同情しますね。昔は普通の夫婦、家族を夢見ていたのでしょうから。
ところで内容とは関係ないのですが、一番下のコメントをされた方への返信で、「いとうあさこさん、・・・浅田真央さんに似てる人ですよね?」のところで思わず絶句してしまいました。
いえ、印象は人それぞれでいいんですけどね。いとうあさこさんがこの文章を読んだら喜ばれることでしょう。
作者からの返信
変形Pさま
こんにちは。拙作へお越しいただき、どうもありがとうございます。
真弓は結婚以来、気苦労が絶えなかったでしょうね。お見合いのときにある程度は予想がついていたでしょうが、ここまでとは思っていなかったでしょう。
いとうあさこさん、浅田真央さんに似てませんか? あ、年齢から言うと、浅田真央さんがいとうあさこさんに似てるというのが正しいですね、いや、そう言う問題ではないのでしょうが…… (^^;)
コメントに加え、素敵なレビューまで書いてくださったのですね! とても嬉しいです!
どうもありがとうございました。
この時代は本当に親の介護が家族がかりでしたね。今でも継続はしていますが。
遠方介護の問題は身近な問題ですが、それも自分が身軽ならなんとか、というところで、ダブルケアだとにっちもさっちも身動き取れませんよね。幸運なことに、この夫婦はどちらも就労人員なので、本来はそれが救いになる筈ですが、案の定、竹史は山のごとく動きませんか(^^;
家族のバランスを何とか保っているのが、子供である章で、これが彼の発達の段階に影響を与えそうな気もするところですが、後の彼を見ても目立って感じることはなさそうで、この家族の共同体としての機能が上手く保たれたのだな、と感じます。竹史も章も別で問題を抱えていて、そちらに心のリソースを割かざるを得ないので、それぞれで解決できる部分は合理的に分業したのかな、という印象を受けました。
作者からの返信
カワセミさま
こんにちは。拙作にお越しいただき、どうもありがとうございます。
このダブルケア、本当に苦しいと思います。今では介護も育児も利用できるサービスがずいぶん増えましたが、今度は担い手不足という厳しい試練がもうそこまで迫っています。また、これからは親と配偶者の介護を同時にやらねばならない事例も増えるかもしれませんね。
小嗣家も川野家も、母親が寝たきりでなく、わずかな介助で生活できる期間が長かったのが幸いだったと思います。特に小嗣の母のほうは、鬱からの体力低下を危惧した竹史が速やかに(彼が速やかに、とは珍しいのですが ^^;)帰郷を決めたおかげで、料理を始めとした家事もこなせる体力が維持され、それが章の負担軽減にもつながりました。真弓のほうが大変だったかもしれません。都市部ですので、利用できるサービスははるかに多かったと思いますが……
竹史の個人的な悩みは一貫していますが、そろそろ章も自分の困難を自覚し始めます。父子ふたり暮らしの慌ただしさが、時間的にも心理的にも、悩み抜くだけの余裕を与えてくれなかったということはありそうです。
コメントをありがとうございました。
佐藤宇佳子さん、こんにちは。
竹史さんは芯がブレないお父さんですね~。
あえて分かるように表現しないけど、その言動には子供を思っていることがよく分かります。
真弓さんも、母親として心配する気持ちがあるでしょうけど……。
子供達なりに、親の何かを感じとっているんでしょうね。
作者からの返信
もっこすさま
こんにちは。拙作へお越しいただき、どうもありがとうございます。
言われてみれば、そうですね。ずっと成長しないイコールぶれない、とも言えます(笑)。「成長っする/しない」には評価する人の主観がかなり入りますから、「ぶれない」と評価するほうがより適切な場合もありますね。
ごく普通の夫婦のような意識で作った子供ではありませんでしたが、章が生まれたその時から、竹史の心の中には責任感と愛情があったのだと思います。本人は自覚していないし、もちろん、あからさまな表現もできていませんが。
幼い子供たちとはいえ、親のことはよく見ていると思います。時に親が想像する以上のことを感じ取っていたりしますね。
コメントをありがとうございました。
こんにちは
実写版のイソヒヨドリシリーズですが、大人になった版の配役で竹史役は長谷川博己さんがいいんじゃないかと昨日の日曜劇場を見ていて思いました。朝ドラ「まんぷく」で主人公をやっていた人です。
真弓役は難しいですよね。太目でいて美人じゃないアラフィフとなると…いとうあさこさんなんてどうでしょう?女優じゃないですが…。
この時点では竹史君は40代前半ぐらいでしょうか。なかなかに転職というのは、技術職であっても難しいかなと思います。まぁそんな話でも無さそうですけどね。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。早速拙作お読みいただき、いつもありがとうございます。
「ほころび」は一回で終了予定でしたが、ちょっと長くなったので、二回に分けました。
長谷川博己さん、もちろん知らなかったので画像検索しました。なるほど、ちょっとこんな感じなのかもしれませんね。画像検索で引っ掛かる写真はにこやかなものが多いので、むくれたらどんな顔? というのがよくわからないのですが。
いとうあさこさん、はい、こちらは知っていますよ! 浅田真央さんに似てる人ですよね? にこにこした印象の強い方で、こちらも、なるほどです。
こうやって具体例を挙げていただけると、引き出しのない私でもイメージができるようになり、楽しいですね(^^)
この時点での竹史の年齢は四十代半ばですね。転職は厳しいと思います。
コメントをありがとうございました。
親の問題……こういうとき弱いのは男性の方なのかもしれませんね……
私の親も、父方の祖父母の介護のことで大揉めになり、父は何もできなかったようで、結局父と母は家庭内別居→離婚となりました。
我が家の場合、親戚内で父は竹史さん並みに発言することがなかった様子😅一方、母は一度アクセルを踏んだら誰の言うことも聞かなくなってしまう気質なため揉めに揉め、関係は修復不可になってしまいました笑(自分の話ばかりになってしまい、すみません🙏)
ずっと黙っていた竹史さんが最後に「自分で朝ご飯を作る」と言えたことで、真弓さんが考えていた最終ラインをギリギリで維持することができたのかなと思います。
ここから章くんが成長するまで別居状態は続いてしまいますが、再度家族が集まる状態に戻れたのは、竹史さんがここで踏みとどまれたからこそかもしれませんね!
作者からの返信
ジロギンさま
こんにちは。
親の問題、祐介と容子のところだったら、どうだったのだろうとちょっと考えてしまいます。でもここはここで、もともと祐介が容子に惚れこんで結婚した夫婦なので、やっぱり祐介が弱いのかもしれません。いや、そう考えると、竹史と真弓のところは真弓が弱い立場のはずなのに……
というのは置いといて……ジロギンさまの家庭のご事情のほうにすっかり目が行ってしまいました。本作のせいで、思い出したくなかったことまで記憶が浮上してきていませんか? もしそうだとしたら、すごく申し訳ないです。
父方の祖父母の介護と夫婦の関係、これはややもすると現代社会の闇になってしまう問題ですね。三十、四十年前なら、当然のように妻が夫の父母を介護させられていたでしょう。最近では多様な介護サービスが利用できるようになり、状況は変わりつつありますが、でもそれは恵まれた地域に限定されます。少し地方に行くと、あまり改善されてはいません。
介護の問題が浮上したとき、建設的な話し合いができ、何らかの解決策が取れる夫婦はどのくらいの割合いるのでしょうね。子供がまだ小さいと、育児の問題も絡んできますし、子供当人もそこに巻き込まれることになります。ジロギンさまも辛い思いをされたことと拝察いたします。
> ずっと黙っていた竹史さんが最後に「自分で朝ご飯を作る」と言えたことで、真弓さんが考えていた最終ラインをギリギリで維持することができたのかなと思います。
そうだと思います。料理をする発言が竹史の口から出るとは、真弓にとって青天の霹靂、そして、それだけ子供のことを真面目に考えてくれているという説得にもなりました。
コメントをありがとうございました。