ここまで鳥に詳しいとは…竹史さん、その道の学者さんを目指すのもありかも!?☺️(
そしてこれだけの知識量を持つ佐藤さん、すごい🙌)
ここまで読んだ段階では、容子さんは竹史さんにどハマりしてそうですし、竹史さんも容子さんに対して完全にマイナスの印象を抱いていない、むしろ良好な仲になっていきそうですが…そうはならない何かが起きるということでしょうかね…😅
作者からの返信
ジロギンさま
こんにちは。こちらへもお越しくださり、ありがとうございます。
いろんな分野にマニアックな子っていますよね。そんな子たちは小学生でもそこらの大人顔負け、中学生、高校生になると、専門家もたじたじの知識を持ってたりします。こっわいです。竹史のこの知識は、現在なら、ちょっとした情報サイトを精読すれば得られる程度です。でも当時はインターネットなどないので、専門書で学ばなければいけなかったかもしれません。やっぱりオタクを極めていたのでしょう。
容子は竹史にドはまりなんですが、竹史は鳥ネタをしゃべれるのが嬉しいだけで(というか誘い水に対する条件反射?)、容子に「好き」という感情を意識してはいませんね
コメントをありがとうございました。
編集済
色素と構造色の大きな違いは、色素は、白色光を一つの波長(一色)だけ吸収して、その波長だけ抜けた光を反射・透過させるため、人間には補色に見えるが、構造色は、一波長(一色)を反射して、その波長を持つ色が人間の目に見えるのですよね?
一時期、CDやDVDを回折版として使った分光器を自作して遊んでました。LED電球と太陽や白熱電球・蛍光管等のスペクトルの違い等を学生に見せてもいました。その差を割と知らない院生が多かったです。
最近のお気に入りは、レーザーポインターに組み込まれた回折格子で、回折現象のデモをする事です。Amazonで買えました。
作者からの返信
@fumiya57さま
こんにちは。拙作にお越しいただき、どうもありがとうございます。
色素と構造色の違いですが、基本的におっしゃるとおりだと理解しています(というか、私より@fumiya57さまのほうがお詳しいですよね)。
一点細かいご指摘をさせていただくなら、色素の吸収は一波長ではなく、たいていスペクトルです。それに対して構造色は、薄膜の厚みあるいはブロック構造のサイズに相当する波長のみが屈折・反射の際に強め合って発色するので、単色光になるのだと考えています。
太陽光はさておき、白熱灯、LED電球、蛍光管など、発光の原理が違うということに気づかないと、スペクトルも違うということには思い至らないですよね。院生さんの分野にもよるでしょうけれど。
>最近のお気に入りは、レーザーポインターに組み込まれた回折格子で、回折現象のデモをする事です。Amazonで買えました。
上記、とても興味があります。よろしければもう少し情報をいただけますか?
コメントをありがとうございました。
構造色、不思議だなぁって思ってた。空の青も夕焼け空も波長の違いを拡散したり、さらにどっかに飛ばしたり……。鳥って、人の目よりも受容量多いのかぁ、どんな風に見えるのか想像が追いつかないや。
普段の仏頂面の竹史が笑みを見せると破壊力ありそうで。高原さん、ヤバかった? っていうか、完全にやられちゃったかな笑
作者からの返信
矢口こんたさま
こんにちはっ。こちらにもコメントをありがとうございます。
構造色に食いついてくださる方がいらっしゃった(^^) 不思議な色ですよね、実態がないのに、あれほど鮮やかに見えるなんて。でも虹だって、夕焼けだって、考えて見れば実態ありませんもんね。身近なところで、人間の青い瞳も構造色なんだそうです。
仏頂面ばかりの竹史がごくごくまれに見せる笑顔には破壊力があります。はい、この日、容子は完全にやられちゃったと思います。
コメントをありがとうございました。
佐藤宇佳子さん、こんにちは。
鳥、めっちゃ好きなんですね。しかも理屈まで説明されていて、これはなかなか、素人の私でも感じるくらい、驚きの知識です(笑)
「自然界にある色素を羽に取り込む」ってのは、なんとなく聞いたことあるな~って思ったんですけど。構造色ってのは知りませんでした。「え? 細胞で屈折するの??」とか思ったり。
プリズムってなんかガラスやら結晶やらっていうイメージがあるんですけど。微細って事は細かい粒が集合したもの(?)の隙間をこう、目まぐるしい回数の屈折をしていく、その結果、光が入って出ていく位置によって色が変化する、なんかそんなイメージです(当てずっぽうです)。
あんまり覚えていませんが、なんだか生物学の授業を受けているような感じになりました(笑)
作者からの返信
もっこすさま
こんにちは。いつもお読みいただきありがとうございます!
はい、鳥、好きです。色も好きですね。
羽の構造色は、羽の表面の薄い膜か、ちっちゃくて規則的な凹凸が原因で発色にいたります。膜の厚みや凹凸のサイズ感は、細胞より小さいかもです。
膜や凹凸は細胞が集まって形成されているというよりは、細胞が作り出したタンパク質分子がもとでできています。爪とか、髪の毛みたいなものですね。
タンパク質分子がブロックのように平たく集まって薄い膜になったり、立体的に規則的に積み上げられて、ちっちゃな塔のような構造体になったり、といった感じです。とても小さいので、膜なら隙間でなく膜自体の中を光が通過します(ガラスも網目状構造ですが光が透過しますよね)。光が当たったとき、膜の厚みや構造の大きさに依存して、ちょうど都合の良い色の光だけが強め合い、その色がついているように見えます。
って、すみません、端的に言えないので、やたら長くなってしまいます。
独学で知識を仕入れていた竹史ですが、聞き上手な容子に乗せられ、嬉々として説明することになりました (^^;) 自分の好きなことについては、竹史も語るのが嫌ではないようです。
コメントありがとうございました!
勉強になります_φ(・_・
国宝の玉虫厨子も1300年経っても輝いてますし、そう考えると自然は偉大というか強い組成なんですね。
今の容子は、やはり竹史への興味が強いですね。ミステリアスに去る所とか、アピール強いな?!作戦か??と思いましたが、本人もいっぱいいっぱいでしたか笑
精一杯等身大な彼女が好ましかったです。
作者からの返信
カワセミさま
こんにちは。いつもお読みいただきありがとうございます。
生物由来の色素だと、わりと簡単に変色します(夏休みの宿題の定番、植物標本が良い例ですね)。それに比べると、構造色は堅牢です。あ、すごく細かくすりつぶしたりしたら終わりですが。
はい、今のところ、容子は竹史への興味を募らせる一方です。今回は、彼女の勘の良さもあり、絶妙なタイミングで「よい質問」をするものだから、竹史もついつい説明に力が入り、最後にはしゃべり足りないという顔をするに至りました(笑)。竹史のこの顔は貴重です。あ、でも容子、見ていない (^^;)
コメントありがとうございました。
おはようございます。
話自体が青い春ですね^^。
この話が実写化されるのであれば、誰が竹史君の役にいいかなと考えたら、若い頃の岡田将生君かなと思いました。映画『重力ピエロ』の頃ぐらいでしょうか、もうちょっと若いとなおいいですね。
鳥類というよりは、色の話をこれだけできる高校生というのはかなり珍しいんじゃないかと思いました。それが物凄く好きだって事を示しているんでしょうね。
昔は色の三原色は全部混ぜると黒になるのに、光の三原色は白になるのが不思議でした。光っているのではなくて反射してそう見えてるだけなのでそりゃそうですよね。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。いつもお読みいただきありがとうございます。
容子にとっては青春そのものでしょうが、竹史にとってはどうなんでしょう? 鳥おたくの知識を披露しているだけのような(^^;)
実写化妄想はしたことがなかったので、新鮮でした(^^) 岡田将生さんを知らず、検索してみましたが、好青年っぽすぎません? 私の中の竹史は拗ねてばかりの子供っぽいイメージです。いや、役者ならむっつり皮肉屋の顔もできるのかもしれませんね。
高校生ともなると、趣味の世界にはまり込んだ人は、男女を問わずかなりの知識を誇っていた気がします。竹史のレベルもそんなものだと思います。
色を混ぜるのは吸収する波長を増やしていくことなので、三原色すべてを混ぜるともれなく吸収されて黒くなる、ということですね。
コメントありがとうございました。
無口なイメージの竹史が雄弁になりましたね。
私もそうですが、自分の興味有る分野、得意分野では語るの楽しいですよね。
それにしても、竹史が鳥や色にこれほど詳しいとは!
作者からの返信
門脇 賴さま
こんにちは。いつも拙作へお越しくださり、ありがとうございます。
はい、ここにきて竹史が雄弁になりました。というか、雄弁なのはほぼここだけです。鳥おたくな竹史、こと鳥の話題になると、苦手な容子に対してでも問われれば問われるだけ、あれこれ答えてしまいます。可愛いといえば可愛いところです。好きなものについては専門家も驚くくらい知識を蓄えている子供っていますからね。あの熱意には驚かされます。
コメントをありがとうございました。