こんにちは、真野てんです。

気が付けば三月も後半。本日、春分の日でございます。日増しに体感時間がザルのようになっていきますが、皆さんはいかがお過ごしでしょう（ぁ

さてKAC2024も終盤に差し掛かりました。

六つ目のお題は「トリあえず」ということで、なんだか今年のKACはいつにも増して意地悪な気がするのは私だけでしょうか。

＞トリインフルエンサー・ウィルス（KAC20246お題「トリあえず」より）

・あらすじ

とあるゲーム配信者の悪ノリから始まった一大ムーブメント。そこから始まる国家を巻き込んだ騒動の顛末とは？

言葉に社会を乗っ取られたらどうなるのか。すでにそんな世の中が身近にあるのかも。

新感覚ＳＦホラー。

まずお題を見た瞬間に公式さんがマスコットキャラのトリさんに引っ掛けて言葉遊びをして欲しいんだなというのは理解しました。しかしそれではあまりにも発想の幅に乏しく、だったら最初からトリさんをモチーフにして書けと言ってもらったほうがなんぼか割り切りが出来たのですがどんなもんでしょう？（ぁ

と愚痴は置いといて（愚痴だったんだ

発想の方法としてはまず「トリあえず」の文字列を完全に無視すると言葉遊びでいくつかのパターンが導き出されます、つぎに「とりあえず」と解釈して言葉の意味だけを回収する方法。

そして最後にあくまでも「トリあえず」という文字列に必然性を持たせて、意味合い的にも不自然のない形で回収する方法です。

自分は悩んだ結果、意地でも三番目を選択しました。

考え方としては「トリ」だけどうしてカタカナじゃないといけないのか。この置換方法にこそ発想の余地があると思い、トリ型宇宙人に日本が支配されているとか、片言しか話せない外国人とのやりとりを描くだとか、いくつかのパターンを検証していった結果、本編のような設定になりました。

今回はお題の回収も気に入ってますし、なによりオチが久々に自分の作品らしく書けたなと思いました。スッキリ。

新感覚ＳＦホラーとか気取ってますが、けっこうな王道作品だと思います。

最近この手のヒトコワと怪異が合わさったような作品がうまいこと書けたらなと思い、習作のつもりでこさえた一作。

どうぞ皆さん、お楽しみください。あと読んだらひとにススメてね＾＾

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