第18話 KAC2024お題よっつめ
こんにちは、真野てんです。
KAC2024も折り返し地点に来まして、四つ目のお題は「ささくれ」となりました。
皆さん「こんなお題でどう書けと?」とか憤慨しておりましたが、二時間以内の投稿数は過去三回の中でもトップクラスに速かった気がするのは私だけでしょうか(ぁ
>戦いは終わらない(KAC2024お題四つ目「ささくれ」より)
https://kakuyomu.jp/works/16818093073545725883/episodes/16818093073546134598
今回のお題は比較的早めにネタを思いつきました。
おそらく投稿作品の多くも同じような内容になるのではないかと予想しておりましたが、どうなんでしょう。
自分がまずピンと来たのが「ささくれ」と「笹くれ」を引っ掛けたパンダを使った言葉遊び系のお話と、ささくれを親不孝と解釈する古い言い習わしを柱とするヒューマンストーリー。
前述ですが、構想段階で投稿ルームがパンダであふれると予想していた私は前者を回避し、親不孝を主軸に展開するやや長めの話を考えていました。
が、これがよくなかった。
内容としては、ある女が主人公で、かつて聡明だった母親が認知症になり、介護をする中でどうしても優しく接することが出来ない自分にイラつき、何もかもがうまくいかない。ふと溜まった洗い物をやっつけていると自分の指にささくれを見つけ、親不孝というキーワードに悩まされることに。
心身共に疲弊し、最後に介護保険施設へと預ける決断をする。
そこで出会った事務長さんやケアマネさんに、夫にさえ言ってもらえなかった気遣いの言葉や「今までよく頑張ったね」と言われ号泣する。
しばらく時が経ち、再び、洗い物をしていると、ささくれだっていた指先がキレイに治っており(=親不孝じゃなくなった)自分の選択が過ちではなかったと、追い込まれていた心に救いを取り戻して終わります。
これを書いていたんですが、介護描写をあまりリアルに書き過ぎても、書かなさ過ぎても読み物として問題があり、ただただ書いてる自分が辛すぎて「やだ。もう書きたくない」と脳がこの作品を拒絶してしまったのであえなくお蔵入りに。
もう何年も前になりますが、やはり自分の祖母が晩年認知症だったことを思い出して、しんどくなったり悲しくなったり。
作品上で第三者に頼ることは悪いことではないと結論付けているのに、そこまでいくことすらないまま絶筆となりました。まだまだ自分の中では、区切りがついてない話なんだなと痛感。
一転して明るい話にしようとなり「ささくれ」をめぐる方言バトルに。
KAC作品はこのくらい軽い話のほうがいいだろうという思いもちょっとあったり。
しばらく執筆してないと、本当に腕が鈍りますな。
もうちょい話題になる作品が書きたいぜ(ぁ
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