まだ第1話のみです。しかしながら、この女性主人公の気持ち、貴女は共感できますか?
「両想いの残滓 〜ごめんね、私」(深宙啓様著) では、このテーマで様々なcpの喜怒哀楽紆余曲折五里霧中が描かれる…? 予感がします!
第1話。自分の事をを好き好きとアプローチしてきてくれていた男性に、女性が素気なくし続けた後、両想い?のようになったら… 彼氏さんからのアプローチが一切無くなり、デートのお誘いも彼女さんからのみ。それが不満で彼女さんは連絡を絶っても我慢できずに手を伸ばすのは彼女さんから。
わたくしはこのような男性は怖くて速攻逃げちゃうのですが、皆さまはどう思われるでしょうか。釣った魚に餌をやらない、という訳では無いのですよ。
男性読者様にお伺いしたいです。
このような彼氏さんの真意は何処にあると思いますか?
追記)
失礼しました! 美しく一話完結でした!
この作品を手に取られた読者の皆様。
タイトルからどんな物語なのか、興味を抱いたかと思います。
そのタイトルですが、『両想いの残滓 ~ごめんね、私』
残滓(ざんし)とは、「あとに残ったもの」「底に残っているもの」という意味があります。
比喩表現の使われ方としては、「記憶の残滓」などが挙げられるでしょう。
つまり作品から読み解けば、恋人たちの過去の記憶や思い出。そして自分に対する悲観した気持ち。
両想いでありながら、切なさが窺える伏線のようなタイトル。
ここに作者さまの腕と申しますか、上手く全体を纏められた工夫がされていると感じます。
そして最も驚かされたのは、『キャッチコピー』『あらすじ』ではないでしょうか。
『出来ればこれを読まないで下さい。』
この文章はですね、中々人の心理をついた印象付けるメッセージです。
人間とはあまのじゃくな生き物です。
読んでと問えば、読みたくない。読まないでと拒めば、読みたくなってしまいます。
そして、タグには恋愛一択。
タイトルやあらすじからだと、もしかしたら悲恋なのでは?
ハッピーな物語を好まれる読者なら、この時点でブラウザバックをするかも知れませんね。
ですが少々お待ちください。
確かに感じ方は人それぞれだと思います。
けれど私が読み解く上では、1つ漏れている事がございます。
それはハッピーエンドというタグ。
最後まで物語を読まれた方は、私と意見が分かれるかも知れません。
要は、作者さまがあらすじで述べている感じ方ですね。
でも私の見解は、冒頭部分の文章です。
言ってしまえば、私には婚約指輪をはめた、真菜と隆司の幸せな未来の形が見えました。
だから、よくできた深く考えさせられる素晴らしい作品だと思いますよ。
こちらの物語は、企画にも参加しているみたいなので、
私が読んでみても、とても純粋な女性の気持ちを捉えた小説と感じます。
そして気になる文中の情景については、
会話のやり取りから自然の余情ある雰囲気が、脳裏に浮かぶこと間違いなしです
加えて、この小説から学んだことは、
柔らかな作風からの情緒あふれる繊細な趣、こうした感性に触れることが出来ました。
最後に結論を述べますと「諦めなければ、いつか報われる日が来るんだよ」
そんな心に刻む物語、必ずあなたの胸へ響くでしょう。
私からのお勧め作品『両想いの残滓 ~ごめんね、私』是非、手に取りお読み頂けたらと思います。