【第30回スニーカー大賞用あらすじ】

 異世界から帰ってきた十四歳の主人公、春日志郎かすがしろうは、念願の平和な地球生活を享受している。だがそんな中、授業中に他の元転生者がやってきて、教師や学友を殺害。しかし、志郎は異世界から持ち帰ったアイテム〈天国の監獄ヘブンリー・プリズン〉を使い、絶対安全な異空間で優雅な一時を過ごしつつ、侵入者をやり過ごす。だが元転生者はクラス中に後二人いた。イギリス帰りのお嬢様転校生、宮篠慧舞みやしのえまと、志郎の幼なじみ白鷺周しらさぎあまね。二人により侵入者は撃退され、三人は互いに元転生者であると知る。

 そして周から、地球は今、数万の異世界から帰ってきた元転生者が最後の一人になるまで争う、異世界の神々によるイベント、新異世界黙示録の中にある、と知らされる。負けた元転生者の異世界は消滅し、生き残った一人の願いが一つかなうという。正義感の強い慧舞に引きずられ、三人勝ちを目指すことに。

 だが三人は他の元転生者により拉致され、奴隷として売られそうになってしまう。志郎の活躍により難を逃れるが、ランキングトップギルドたちに目をつけられてしまう。

 危機感を覚え動き始める三人。二人ほど元転生者を倒すが、それは時価総額トップファイブ企業、ZOASTゾーストの傭兵。ZOASTのCEOは全員元転生者だったのだ。その一人、深月みづきヴィクトリアはZOASTと手を組むか、さもなければ生活をメチャクチャにする、と三人を脅してくる。

 あくどい手口に屈しかける三人だが、家族や自分の将来をまったく気にしていない志郎により、再び三人は結束。異世界を守るため、深月を倒すことを決意。

 深月に戦いを挑む三人。異世界から持ち帰ったチカラをフルに使うが、深月はそれを上回る。しかし最後に志郎は、自分のチカラの新たな使い方を発見し、深月を封印することに成功する。

 絆を深めた三人は、これからも新異世界黙示録を三人で戦い、異世界を守る決意するのだった。

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新異世界黙示録 阿野二万休 @old_town_city

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