第2話 地震の被害

「ちょっと、外見てくるね」


 と僕は母に言い、外に出てみた。


(これは……。)


 その時、みた光景に衝撃を受けた。


 僕の家と周辺の家は、外装がバリバリに割れ、何軒か崩壊…。

 地面も割れており、地震前とは景色が一変していた。


(なんということだ…。こんなにも被害が…。)


 と衝撃を受けていると、いきなり。


ピロリンっ!


 とスマホから通話が来た。


(なになに?沿岸部で津波が6.20mも押し寄せるだって!?これは笑えない冗談だ…。)


 そして僕は家族と友達を心配し始めた。


(母は家にいたため無事、父は遠い長崎県に出張なため大丈夫。)


 友達にメールしてみると、


 外に逃げてなんとか無事だと返信が来た。


(よかった…。)


 と安心していると…。




            ◇

「7時40分だよ!起きなさい!」


「ハァッッ!?」


(あれ?夢?現実?)


 母の声で目が覚め、僕は家のベッドで寝ていた。


(寝ていたのか。家は無事か?)


 家の中を確認してみる。


(うーん…変化なし…。)


 下の階に降りて窓を覗いてみる。


(外もなにも変化なしか。)


 地震前と変わらぬ景色だった。


(よかった…。)


 と僕はすごく安心した。


 母もいつもと変わらず、元気で、朝ご飯を作ってくれた。


「いただきます!」


 と言い、ご飯を食べてみる。


(おいしいっ…!いつもの味だ!)


 と変わらずの味にとても感動した。


「ごちそうさまでした!」


 母の作ったご飯はおいしかった。


「やばっっ!8時15分だからもう行くねっ!」


 気づくと学校に行く時間になっていた。


「今日も学校楽しんでね!行ってらっしゃい!」


「ありがとう!学校に行ってきます!」


 いつもの学校日和の日常が始まった。



『この出来事は“夢なのか現実なのか“は誰も知らない…。』

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夢現の大震災 蒼木海音 @aokikaito

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